既報のとおり、AMDのAPU「A8-3870K」と「A6-3670K」が28日から各ショップの店頭に並んだ。価格はA8-3870Kが1万3000円前後で、A6-3670Kが1万1000円前後。
A8-3870KとA6-3670Kは、デスクトップ向けFusion APU(Llano)初のクロック倍率可変モデルで、ともに4コアCPUと4MバイトのL2キャッシュを備える。TDPも100ワットで共通だ。主な違いはクロック数とGPUのグレード。A8-3870Kは3.0GHz動作で、GPUは600MHz動作のRadeon HD 6550Dとなる。A6-3670KのCPUは2.7GHz動作で、444MHz動作のRadeon HD 6530Dを内蔵している。
売れ行きについて、多くのショップで「まずまず」「そこそこ」といったコメントが返ってきた。あるショップは「(AMD FX対応の)Socket AM3+マザーはさっぱりですが、Kシリーズが登場してからAMD Aが載せられるSOcket FM1マザーの人気は明らかに上がりました。AシリーズはとにかくGPUが優秀なので、グラフィックスカードなしで組もうという人に選ばれることが多いんですよ」と話していた。
特に人気があるのは、上位のA8-3870Kだ。PC DIY SHOP FreeTは「価格差がわずかなので、やはり上位のほうが出ますね。ある程度の数量入荷しましたが、もしかしたら冬休み期間に在庫がピンチになるかも。その後の再入荷が2月という話もあるので、在庫切れになったら待ちの期間がすごく長くなると思っておいたほうがいいでしょう」と語る。前ページのアイテムと同じように、A8-3870Kも早めの入手が安全かもしれない。
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