タブレットデバイスでは、「IdeaTab S2-10」を発表した。10型ワイド液晶ディスプレイ(解像度は1280×800ドット)を搭載したタブレットデバイスで、本体の厚さは0.34インチ、重さは1.1ポンド未満になる。CPUはクアルコムの新しいデュアルコアモデルのSnapdragon 8960を搭載して動作クロックは1.7GHz。データストレージは容量64GバイトのSSDを採用する。OSはAndroid 4.0を導入。ホーム画面では、Lenovoオリジナルで、IdeaPad Tabletなどでも採用する“Mondrian UI”を利用する。
IdeaTab S2-10には、バッテリーを内蔵した専用のキーボードドッキングステーションを用意する。バッテリー駆動時間は本体のみの場合は約9時間だが、キーボードドッキングステーションを接続すると20時間以上となる見込みだ。インタフェースも、本体のMicro HDMIのほかに、キーボードドッキングステーションに搭載した2基のUSB 2.0とSDメモリーカードリーダーが利用できる。
S2 SMartphoneは、クアルコムの最新CPU(型番は明らかにしていない)を搭載し、Android 2.3を導入したスマートフォンだ。Lenovoが独自にカスタマイズしたセキュリティ機能をカーネルレベルで組み込んだほか、レノボが用意するPersonal Cloudに対応して、撮影した画像や音楽データ、動画、個人情報をオンラインストレージでほかのデバイスと共有できる。
K91は、クアルコムのSnapdragon 8060デュアルコアをCPUとして搭載し、OSにAndroid 4.0を導入したスマートテレビだ。IPSパネルを採用し、垂直同期クロックは240Hzでステレオ立体視の再生に対応する。また、ゲームに関しても、コンソールゲームを接続して遊ぶほかに、Androidマーケットからダウンロードしたゲームも楽しめる。
Lenovoは、個人向けクラウドの構想を明らかにした。企業向けに提供しているクラウドサービスをコンシューマーの個人ユーザーでも利用できるようにするもので、PCやタブレットデバイス、スマートフォン、そして、スマートテレビで同じような利用環境が構築できることを目的とする。
なお、今回発表した、IdeaTAB S2 10と、S2 Smartphone、K91 Smart TVは、中国向けの出荷を先行し、ほかの国に向けての出荷は、そのあとになる予定だが、時期を明らかにしていない。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.