Atomで動くAndroidスマートフォンをインテルブースで発見2012 International CES

» 2012年01月11日 09時00分 公開
[長浜和也,ITmedia]

“次世代Atom”でAndroidが動くスマートフォン

スマートフォンサイズのデバイスに“Medfield”を搭載。その動きは軽快だ

 Intelのブースで数多くの展示をそろえているのは、Ultrabookと“次世代Atom”を搭載するモバイルデバイスだ。ただし、開催初日の段階で、展示されているUntrabookの多くは、すでに市販されているモデルがほとんどで、2012 CESの開幕前に各ノートPCベンダーが公開した、“最新の”Ultrabookの姿はなかった。

 しかし、Atomを搭載するモバイルデバイスでは、スレートタイプのタブレットデバイスやスマートフォンといった、従来ARMを搭載してるサイズのデバイスで、“Cedar Trail”“Medfield”の次世代Atomを搭載するだけでなく、OSにAndroidを導入していた。タブレットデバイスの展示では、来場者が実機に触れることができず、そのハードウェア構成や重さ、バッテリー駆動時間などの仕様は明らかにならなかったが、デモで動いていたゲームやフルHD動画は快適に動作している。

 一方、スマートフォンのサンプル機材は来場者が実際に操作でき、その仕様もある程度明らかにしている。その情報によると、搭載するCPUは「Atom Z2460」で、動作クロックは1.6GHz、Hyper-Threading Technologyに対応する。

 チップセットはIntel XMM 6260で、展示機材では無線接続として21Mbpsの転送速度が出せるHSPA+を利用できる。CPUに統合するグラフィックスコアはIntel GMA(型番は不明)で、加えて、IntelのImage Signal Processorも実装する。無線接続では無線LANとBluetoothに加えて、NFCにも対応する。

 導入するAndroidは2.3(Ginger Bread)で、インテルアーキテクチャに最適化されたカスタムバージョンとスタッフは説明する。IDF 2011の基調講演で、GoogleがAndroidをインテルアーキテクチャに最適化すると宣言していたが、その具体的な成果がCedar Trail搭載のスマートフォンで実現したことになる。

x86系CPUのAtomを搭載したスマートフォンでAndroidが動く(写真=左)。その動きは軽快で速い。バージョンは2.3で、Intelの説明ではインテルアーキテクチャに最適化したカスタムバージョンという(写真=右)

HDMI出力で大画面ディスプレイに1080p動画を再生

 展示機材のディスプレイサイズは4.3型ワイドで、横1280ドットクラスの解像度を表示する。映像出力インタフェースにHDMIを用意し、外部ディスプレイで1080pクラスの動画を再生可能だ。また、加速度センサーと3次元ジャイロコンパスを内蔵して本体の姿勢や動きを検知できる。

 バッテリー駆動時間は、スタンバイ状態で14日間、3Gによるビデオ通話が連続8時間、1080p動画の連続再生が6時間、ステレオ立体視コンテンツ再生が連続5時間、そして、音楽ファイルの再生が連続45時間としている。

展示機材に保存していた“Cedar Trailスマートフォン”説明資料。展示機材の詳細やパートナーベンダーなどは、10日(現地時間)夕方に行われるポール・オッテリーニ氏の基調講演で明らかになるという

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