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» 2012年03月12日 16時30分 公開

“第4世代”の進化はホンモノか?――「Let'snote NX1」徹底検証これぞ日本の戦うモバイルPC(3/5 ページ)

[鈴木雅暢(撮影:矢野渉),ITmedia]

12.1型ワイド液晶は1600×900ドットの高解像度

 液晶ディスプレイのサイズは先代機と同じ12.1型ワイドだが、解像度は1280×800ドット(アスペクト比16:10)から1600×900ドット(同16:9)へと大きく変化している。これは、液晶パネル業界で支配的になっている16:9のアスペクト比を受け入れつつも、縦の解像度を確保することにこだわった結果だろう。

 12〜13型クラスのワイド液晶パネルを搭載した製品では、1366×768ドットの解像度が一般的だ。これはWindows 7を問題なく利用するうえで必要最低限の解像度でもある。しかし、それはあくまでもライトユースやホビーユースに限った話だ。

 ビジネスユースやクリエイティブユースでは、Webブラウザとオフィスアプリケーションを同時に使ったり、複数のファイルを同時に開いて作業したりといったことは日常的にあり、1366×768ドットを超える解像度があったほうがスムーズに作業できる。1366×768ドットに比べて1600×900ドットの液晶パネルはコスト的にはかなり不利だが、それでもビジネスユーザーの利便性を優先して採用している点は大いに好感が持てる。

 高解像度になったぶんだけ、ドットピッチは0.204ミリから0.167ミリへと狭くなっているが、普段は14型ワイド液晶ディスプレイで同じ解像度を利用している筆者として特に見づらいと感じることなく使えた。もっとも、この辺りは個人差があるので、実際に見て確認していただくしかない。

 液晶ディスプレイの表面は非光沢仕上げで、輝度が十分に高く、屋外でも光が映り込みにくい。表示品質としては少しコントラストが浅めで、やや白っぽい印象を受ける。視野角もかなり狭いが、液晶ディスプレイのヒンジは約180度まで開き、自由に見る角度を調整できる。

12.1型ワイド液晶ディスプレイは1600×900ドットの高解像度に対応する(写真=左)。液晶ディスプレイは軽量バッテリー装着時でも通常バッテリー装着時でも約180度まで開くので、チルト角度の調整は容易だ(写真=右)

新リーフ型キーボードと円形ホイールパッドを採用

キートップの形を工夫した「新リーフ型キーボード」を採用。Escキーの右隣にある半角/全角キー、キーボードの左右に配置したFnキーが個性的だ

 キーボードはキートップの左上と右下の角に丸みを付けた「新リーフ型キーボード」と呼ばれるものを採用している。この形状はホームポジションからの指の動きを考慮したもので、指がひっかかりにくく、パナソニックの調査ではミスタイプしにくいという結果も出ているという。

 キーピッチは横19ミリ、縦16ミリと縦のピッチが少し狭い。筆者としては縦のピッチだけが狭いキーボードは少し苦手なのだが、リーフ型デザインの影響か、従来のキーボードに比べて打ちやすいと感じた。

 キー配列は6段だが、半角/全角キーがEscキーの右にあるなど、配列には少しクセがある。ただし、右Fnキーがあり、FnキーとBack Spaceキーの同時押しでCtrl+Alt+Delの操作ができるなど、ただ不規則なだけでなく、利便性が考えられた配置にもなっているので、一度慣れてしまえば便利に使えるだろう。

 また、左下のFnキーとCtrlキーのキーアサインを入れ替える機能を備えていたり、ファンクションキーのキートップをわずかに凹ませて打ちやすくするといった工夫も見られる。キーストロークは約2ミリと問題ない深さで、スイッチの感触は適度に保たれており、タッチ感は良好だ。

 キーボードの手前には、直径約44ミリの円形ホイールパッドを装備している。独自のホイールパッドユーティリティが導入されており、円周をなぞることで縦横のスクロール操作が可能だ。パッドの滑りはよく、操作性に問題はない。また、シナプティクスのドライバも導入されており、2本指でのスクロールや、つまみズームといった機能も使うことができる。

ホイールパッドユーティリティ。円形パッドの円周をなぞることで縦スクロール操作をする機能が標準で有効になっている

ホイールパッドには、シナプティクスのドライバも導入されている。2本指を使った縦横スクロール、2本指の開閉でズーム/パンを行う「つまみズーム」機能が標準で有効になっている

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