連載
» 2012年05月11日 16時30分 公開

Windows 8 Consumer PreviewをVirtualBoxに導入──ISO形式編鈴木淳也の「お先に失礼! Windows 8 (仮称とれた)」(1/3 ページ)

Windows 8 Consumer Previewを仮想環境に導入するTips。仮想マシンの容量が増えたところで、ISO形式ファイルを使ってインストールを行い、ベストな導入方法を考察する。

[鈴木淳也(Junya Suzuki),ITmedia]

ISO形式ファイルでのアップグレード

 前回紹介した方法で、VirtualBoxの仮想マシンで認識するHDDの空き容量を確保できたら、Windows 8 Consumer Preview(W8CP)のインストールを開始する。まずはWindows 8 Consumer PreviewのダウンロードページからISOファイルを入手しておこう。日本語バイナリは、32ビット版と64ビット版が用意されているが、今回は64ビット版 W8DPからのアップグレードということもあり、同じ64ビット版を選択する。サイズが3.3Gバイトもあるファイルをダウンロードしたら、ホストマシン内の適当なフォルダにISOファイルを置いておこう。イメージをそのままDVDに焼いてしまってもいい。

 5Gバイト近いサイズがあったW8DPのISOファイルと違い、W8CPのイメージは3.3Gバイトと小さくなっている。その理由の1つは、開発ツールが同梱されていないためだ。必要なユーザーは、別途開発ツールを入手して導入する。また、アップグレードインストールとはいえ、W8DPで導入しているアプリやツールは、そのままW8CPに引き継げない。以前のバージョンのWindowsごと別フォルダで隔離する形態をとる。

 ISOを入手したら、W8DPの仮想マシンを起動中にVirtualBoxのウィンドウメニューから「デバイス」→「CD/DVDデバイス」→「仮想CD/DVDディスクファイルの選択」を選ぶ。ここで、先ほどダウンロードしたISOファイルを指定しよう。AutoPlayで、DVDイメージとしてW8DPに認識されるので、警告メッセージをクリックしてインストールを開始する。手順は、すでに紹介した“専用インストーラ”と同じで、違いはプロダクトキーの入力を要求されることと、日本語のウィザードが利用できることだ。なお、プロダクトキーについては、ISOファイルのダウンロードページ上に記載があるので、そのままコピー&ペーストでウィザード上の入力ボックスに貼り付けてしまおう。入力の手間が省ける。

ダウンロードしたISOファイルを適当なフォルダに置き、仮想マシンの光学ドライブエミュレーション機能を使って直接ファイルをマウントする。仮想マシン上で実行しているW8DPが、ディスクメディアの挿入を感知するので、このままインストーラを起動させる

インストーラが起動してウィザードが開始した。専用インストーラから起動した場合と違い、メニューが日本語化されている(写真=左)。ISOファイルからインストールを実行した場合、プロダクトキーの入力を要求する(写真=右)

ライセンス条項も日本語化している。設定の引き継ぎは「個人用ファイルのみ」を選択するといい。特に注意すべき点はないので、あとはそのまま進めていく

 インストールを進めていると、「インストールする準備ができました」と表示される。なお、仮想マシンのHDD空き容量を拡大していないと、この段階で容量不足でインストールを中断するメッセージを表示する。ここまでくると、もう後戻りはできない。必要な設定やデータは待避させてから、インストールを継続する。

 何度か仮想マシンの再起動を繰り返した後、最終設定画面が表示される。ここはパーソナル設定の項目で、まずは背景のイメージカラーを選択し、次に基本的なセキュリティ設定を行う。「簡単設定」を選択すると、自動アップデートやインターネットのセキュリティ設定、共有設定などがデフォルトに設定される。ただし、簡単設定では、Microsoftの製品品質向上プログラムに沿った利用情報の自動送信がオンになるため、その点だけ注意してほしい。

インストール作業が本格的にスタートする。何度か再起動を繰り返した後、最終設定のメニューが立ち上がる

パーソナル設定では色を選択できる。背景など、イメージカラーだと思えばいいだろう(写真=左)設定では「簡単設定」と「カスタマイズ」のいずれかを選択できる。「簡単設定」を選ぶと楽だろう(写真=右)

 以上の設定が終わると、いつものログオン画面を表示する。パスワードを入力してロックスクリーンを解除すると、スタート画面が出現する。アップグレードインストールでは、以前のバージョンの設定がある程度引き継がれる。ログインIDやログイン方法は以前の設定のままとなっている。ただし、ロックスクリーンの壁紙やスクリーン解像度など、引き継がれない設定も多いので注意したい。デフォルトの解像度は、1024×768ドットなので、これをSnap Viewの使える最低解像度である1366×768ドットに合わせてしまおう。デスクトップに移動して「画面の解像度」ダイアログを開き(デスクトップ上で右クリックするメニューから行う)、1366×768の項目を選ぶ。これで初期作業は完了だ。W8CPでは以前のバージョンと比べて、いくつかの点でUIや動作に違いがあるが、このあたりは別の機会に紹介する。

以上の設定が終わるとロックスクリーンが出現する。W8DPの状態とは異なる壁紙が設定された。この機材では、W8DPでは「ブランデンブルク門」をロックスクリーンに設定していたが、異なる壁紙になっている(写真=左)。ただし、個人アカウント情報は引き継がれているようで、「Windows Live IDでのログイン」はそのまま有効になっていた(写真=右)

W8CPのスタート画面が出現する。スター画面もそうだが、Charmメニューでも、フォントが日本語になり、デザインも落ち着いた感じになっている。なお、インストール直後の初期設定状態では、解像度が1024×768ドットとワイド画面になっていないので、振る機能が利用できる1366×768ドット以上に再度設定する必要がある

解像度はデスクトップ画面から「画面の解像度」ダイアログで変更する。VirtualBoxの標準状態では利用できないため、コマンドラインから入力する設定が必要だった「1366×768」の解像度はW8CPをインストールしてもそのまま残っているので、これを選択するとワイド画面になる

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