今回は、夏といえばナントカ、某家も近い単語が思い浮かびがちな夏前の神奈川県・江ノ島へ出かけてみた。
こちら、言うまでもないが湘南の海水浴の名所であり、あと1カ月もすると人でごった返すであろう場所だが、6月はまだ人もそれなりで、海風とともにのんびり散策できる。また、最近はアニメに登場する場所へ訪れる「聖地巡礼」が話題になることも多いが、ここ江ノ島は2012年4月から放送されているアニメ『つり球』の舞台。ちょっとした巡礼気分も味わってみようかと。
というわけで、江ノ島にもっとも近い小田急江ノ島線「片瀬江ノ島駅」に到着。近くの藤沢駅は神奈川県下で4番目に人口の多い藤沢市の中心部なのでEMOBILE LTEエリアなのは当然なのだが、この片瀬江ノ島駅ホームや駅前もしっかりLTEエリアであった。
江ノ島弁天橋をのんびり歩いて江ノ島へ向かいつつGL01Pをチェックするも、ずっとLTE接続のままだ。さらに参道を抜けて訪れた江島神社でもしっかりLTE接続でき、下り9.99Mbps、上り1.88Mbpsとそこそこの値であった。こういった場所では特に「で、次はどこへ行こう。どこで食事しましょうか」となりがちだが、スマホ/タブレットでのお店検索も、まったくもってサクサクと利用できる。
というわけで決めたのが、テラス席で対岸の夜景が楽しめる某お店。名物は生しらす丼だろ、というところだが、これまで何度かそれを食した経験からすると、取れたてにより近い午前中からお昼までがよいタイミングだと思っている。今回は日も傾き、曇り日でちょっと肌寒かったので……暖かい「しらすかき揚げ丼」を頂きつつ、夜景を楽しむことにした。
江ノ島でのEMOBILE LTE利用は、エリア展開がかなり進んでいる東京23区内や他大都市圏と変わらない印象だ。建物屋内の奥まった場所や地下部でなければLTEでしっかりつながるし、ピーク速度こそ特筆すべきほど高くはないが、それでも下り10Mbpsを超えるのが珍しいことではない。
ちなみに、今回気がついた範囲でEMOBILE G4(3G)接続に切り替わったのは、飲食店のエレベータに乗った時くらいで、これもエレベータを降りたらほどなくLTEに切り替わった。関東近県の人にとってかなり身近な観光地なだけに、固定ブロードバンドと変わらない感覚でインターネットを利用できるとなれば、旅・お出かけの楽しみがまたグワッと広がるものである。
(まだ続く……?)
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.