演奏をていねいに心地よく再現、小型・低価格化もうれしい良作──Audinst「HUD-mini」野村ケンジのぶらんにゅ〜PCオーディオ Review(2/2 ページ)

» 2012年08月14日 16時30分 公開
[野村ケンジ,ITmedia]
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繊細なニュアンス表現が得意 この価格帯でこのクオリティはかなり優秀

 さて、実際のサウンドはいかがなものだろう。

photophoto ライン出力は、Carot One「ERNESTOLO」(真空管アンプ)、ELAC「BS52.2」(ブックシェルフスピーカー)で視聴

 まずはライン出力をアンプとパッシブスピーカーとともに聞く。音色の傾向は「繊細なニュアンス表現を得意」とするタイプのようだ。良好なSN感と、細やかな階調を持つ抑揚表現で、演奏をていねいに再現してくれる。

 ライン出力のボルテージがあまり高くないためか、ダイナミックさに欠ける印象は若干受けるものの、SN感がよいのでそれほど気にならない。PCオーディオ機器ならではのクオリティの高さをしっかりと体現できる、なかなかのできといえる。

 一方、ヘッドフォン出力はどうか。さすがにSHURE「SRH1840」(音圧感度96dB/mW・インピーダンス65オーム)となると力が足りず、ボリュームを最大にしても音が小さいのだが、音圧感度は101dB/mW・インピーダンスが37オームの「SRH1440」であれば十分に楽しめるボリュームを確保していた。

photophoto ヘッドフォン出力は、SHURE「SRH1840」(左)と「SRH1440」(右)で視聴

 ともあれ、やはりニュアンスを詳細に表現できるていねいなサウンド感が聞いていて非常に心地よい。これで実売1万円台前半とは……コストパフォーマンスはかなり高いと思う。普段はPCオーディオ、特にノートPC用のヘッドフォンアンプとして、たまにスピーカーで音を楽しむという使い方の人に向く1台といえる。


音質評価 HUD-mini
解像度感      (粗い−−−○−きめ細かい)
空間表現 (ナロー−○−−−ワイド)
帯域バランス (低域強調−−−○−フラット)
音色傾向 (迫力重視−−−○−質感重視)

試聴曲

  • Marcus Miller「Jean Pierre/FREE」
  • 小曽根真「ドゥムカ(あるべきもなく)/Road to Chopin」
  • 上原ひろみ「voice/voice」
  • 新居昭乃「きれいな感情/sora no uta」
  • santana「Whole Lotta Love/Guitar Heaven: The Greatest Guitar Classics of All Time」




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