「XPS 10」は、タッチパネルを内蔵する10型ワイド液晶ディスプレイを採用するタブレットデバイスだ。ARMベースのプロセッサを搭載して、OSはWindows RTを導入する(なお、Qualcommは、XPS 10に搭載したプロセッサについて、同社のAPQ8060Aを採用していることを明らかにしている)。本体はスレートタイプのデバイスだが、キーボードを搭載するドッキングステーションが付属し、このドッキングステーションを接続すると、クラムシェルタイプのノートPCのように利用できる。
また、ドッキングステーションにもバッテリーを内蔵しており、本体のバッテリーと合わせて長時間のバッテリー駆動が可能とDELLは説明している。

Windows RTを導入する「XPS 10」は、キーボード搭載ドッキングステーションが付属する“トランスフォーム”なタブレットデバイスだ(写真=左)。ディスプレイサイズは10型ワイドを採用する(写真=右)「XPS Duo 12」は、タッチパネル内蔵の12型ワイド液晶ディスプレイを搭載するUltrabookだ。クラムシェルタイプの形状をしているが、液晶ディスプレイが、“枠”にはめた状態で本体と固定しており、枠の両脇中央に設けた軸を中心に回転することで、ディスプレイ面を天板側に向けてスレートタイプのタブレットPCとしても利用できる。
液晶ディスプレイの解像度は1920×1080ドットで、パネル表面はコーニングのゴリラガラスで覆っている。また、ボディパネルはアルミニウムと炭素繊維強化プラスチックを組み合わせて構成することで、堅牢性も有する。
OSはWindows 8(デルの説明では、“まもなく登場する優れたタッチ操作に対応するOS”とある)を導入する予定で、本体には、2基のUSB 3.0などを搭載する。また、無線接続では、IEEE 802.11a/g/n準拠の無線LANとBluetooth 4.0が利用できるとみられている。

XPS Duo 12は、液晶ディスプレイが回転してクラムシェルタイプのノートPC、または、スレートタイプのタブレットPCとして使えるコンバーチブルPCだ。ディスプレイをゴリラガラスで覆い、ボディにはアルミニウムと炭素繊維強化プラスチックを用いるなど、堅牢性も備えるXPS One 27は、27型ワイド液晶ディスプレイを採用する液晶一体型PCだ。すでに発表しているモデルだが、今回の説明会では、Windows 8の導入と、27型ワイドの大画面、そして、2560×1440ドットの高解像度でタッチ操作が使いやすくなることを訴求している。
今回登場した3モデルは、Windows 8の登場にあわせて出荷する予定という。ただし、デルによると、日本市場に向けた出荷については、現時点で未定と説明している。
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