2万円台と身近になったKeplerだ──「GeForce GTX 660」の“バランス”を検証するイマドキのイタモノ(2/4 ページ)

» 2012年09月14日 04時30分 公開
[石川ひさよし,ITmedia]

GeForce 9800 GTユーザーはそろそろ買い換えましょうよ

 NVIDIAは、DirectX 10世代以前に対応するGPUを使用中のユーザーがユーザーの50パーセント以上を占めていると考えているが、この層に買い替えを喚起するには300ドル以下の価格的にも性能的にも魅力的な製品が必要と主張している。DirectX 11への対応がGeForce GTX 400シリーズ以降で、それ以前というのは、GeForce 9000世代、特に購入するユーザーが多かったGeForce 9800 GTが、GeForce GTX 660に買い替えさせたいユーザーとして想定している。

 GeForce GTX 660は、GeForce 9800 GTに対し、パフォーマンスでは4.3倍に達し、DirectX 11に対応するゲームタイトルを30fps以上で動かすとNVIDIAは主張する。また、ゲームをしながら、そのプレイ映像をキャプチャーするといったシチュエーションでも、十分なフレームレートを維持できるという、PCゲームユーザーには興味深い機能における性能も訴求している。NVIDIAは、この利用方法における比較対象をGeForce GTX 460としている。

 なお、検証は行わないが、同時に発表したGeForce GTX 650についても説明しておこう。GeForce GTX 650は、GK107コアを採用しており、そういう意味ではGeForce GT 640の上位GPUといえる。リファレンスにおけるコアクロックは1058MHzで、グラフィックスメモリは、GeForce GT 640がDDR3だったのに対しGDDR5を採用している。グラフィックスメモリのバス幅は128ビットで、転送レートは5Gbps相当となる。

性能評価に使うのは、ZOTACのオーバークロックモデルで、オリジナルのクーラーユニットを搭載する。オレンジ色の大型ファンを2基内蔵する。映像出力インタフェースは、DisplayPort、HDMI、そして2基のDVIで、DVIはDVI-IとDVI-Dになる

外部補助電源コネクタは6ピンを1基備える。SLIコネクタは1基で、2-wayまでの対応となる

NVIDIA Inspectorから見たZOTAC GTX660 2GB 192BIT GDDR5の設定では、コアクロックが993MHz、ブーストクロックは1058MHzになる

NVIDIAのリファレンスカードのデザインは、GeForce GTX 670搭載のリファレンスカードに近い。基板サイズはショートタイプで、基板より大きなサイズのクーラーユニットを搭載するため、その分、アダプタでカードサイズを伸ばしている

ZOTACのオーバークロックモデルでGTX 660の実力を知る

 GeForce GTX 660の性能検証では、上位のGeForce GTX 660 Ti、および、同じセグメントに属する従来世代GPUのGeForce GTX 560 Ti、さらに、GeForce GTX 460とNVIDIAが買い替え対象と考えるGeForce 9800 GT、そして、GeForce GTX 580とRadeon HD 7870、Radeon HD 7850を用意した。なお、今回も、GPU本来の性能を確認するため、オーバークロックモデルではリファレンスの設定に戻して計測している。

評価用システム構成
CPU Core i7-3960X(3.3GHz、Turbo Boost Technology有効時で最大3.9GHz)
マザーボード Intel DX79SI
チップセット Intel X79 Express
メモリ Corsair Memory CMZ8GX3M2A1866C9R(DDR3-1600 4GB×4枚)
HDD/SSD(1) PLDS Plextor SSD PX-128M2P 128GB
OS 64ビット版 Windows 7 Ultimate Service Pack 1

定格の980MHzに落としても、ブブーストクロックは1046MHzまでしか落ちない。まだ暑い日が続くため作業場所の室温は高めだが、デュアルファン内蔵のクーラーユニットは強力で、検証ではリファレンスモデルよりやや高めのスコアが出ている可能性もある

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