「VAIO Duo 13」徹底検証(前編)――Ultrabook“世界最長”スタミナ、Haswell“世界初対応”Connected StandbyでPCの限界突破へ:ポスト“Z”時代の最上VAIOノート(3/6 ページ)

» 2013年06月25日 00時00分 公開
[鈴木雅暢(撮影:矢野渉),ITmedia]

Ultrabookで世界最長のバッテリー、スリープからの瞬間復帰も

ソニーが公開したVAIO Duo 13の内部構造写真。キーボード部の下に大型のバッテリーを内蔵している。前面と側面を絞り込んだデザインなので、パーツが実装されているのは少し内側からになる

 本体内蔵のバッテリーは着脱できない仕組みだ。バッテリー容量は50ワットアワーと、13型クラスの薄型軽量モバイルPCではかなり大きい。これに低消費電力の第4世代Core(Uシリーズ)、ディスプレイやメモリなどシステム全体での省電力化も相まって、公称のバッテリー駆動時間は約18時間(VOMモデルでは約18〜18.5時間、構成によって変化)と非常に長くなった。バッテリーの充電時間は約2.5時間だ。

 JEITAバッテリー動作時間測定法(Ver.1.0)によるメーカー公称値ではあるが、この約18時間というバッテリー駆動時間は、Ultrabookとして世界最長を誇る(2013年6月10日時点、ソニー調べ)。

 VAIO Duo 11の店頭モデル(SVD11239CJB)は標準バッテリーで約7時間駆動、オプションのシートバッテリーを装着しても約14時間駆動なので、VAIO Duo 13は拡張バッテリーを増設したVAIO Duo 11より公称値で4時間も長い駆動時間を実現した形だ。まさに驚異的なスタミナといえる。標準バッテリーで非常に長く動作できるようになったため、シートバッテリーのオプションは用意されていない。

持ち運ぶのが苦にならない小さめのACアダプタが付属。VAIO Pro 11/13と同じものだ

 ACアダプタは、同時発表された「VAIO Pro 11」および「VAIO Pro 13」と同じものが付属する。実測でのサイズは39(幅)×105(奥行き)×27(高さ)ミリ、重量は241グラム(本体のみ196グラム、電源ケーブル45グラム)だ。

 薄型軽量モバイルPCとしてACアダプタは特別小さくないものの、9ミリほど張り出すDCケーブルの接合部が短辺側についているため、ケーブルを畳んだときに収まりがよい点と、スマートフォンなどを充電できるUSBポートがついている点が特徴だ。出力仕様は45ワット(10.5ボルト/3.8アンペア)、USBポートからは5ワット(出力5ボルト/1アンペア)の出力が可能だ。

 このACアダプタのUSBポートを給電に利用し、直接取り付けて使える無線LANルータ「VGP-WAR100」(直販価格3980円)もオプションで用意されている。本体には有線LANポートがないので、有線LANしかないホテルなどで利用する際にあると便利なアイテムだ。

ACアダプタにはUSB充電機能があり、ここに接続して使う小型無線LANルータ(VGP-WAR100)をオプションで用意。スティック型ACアダプタのような細長い形で、合体したまま持ち運べる。VGP-WAR100の側面には「WPS」ボタンも搭載。無線LANの接続台数は5台以下が推奨されている

 VAIO Duo 13は、VAIO Pro 11/13以上にモバイルでのユーザー体験をタブレットに近づけることを目標に開発されているが、その点において、ロングバッテリーとともに大きな魅力となるのが、スリープ状態からの瞬間復帰だ。電源ボタンを押してから復帰までの時間はわずか「0.3秒」をうたう。高速すぎて正確な計測はできないが、評価機を使う限り、この数字に見合うだけの快適さは間違いなく感じられる。

 「高速復帰」ではなく「瞬間復帰」とうたっているのは、決して大げさではない。まさにスマートフォンやタブレットと同等のレスポンスだ。高速なレスポンスがウリのUltrabookでも、ここまで高速な製品はほかにないだろう。

スリープ状態から側面の電源ボタンを押すと、ほぼ同時にWindows 8が復帰する。スマートフォンやタブレットと同等の使い勝手を高性能なPCで実現しているのは特筆できる

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