タッチパネル搭載の13.3型ワイド液晶ディスプレイは、広視野角のIPS方式を採用。通常、空気層となっている液晶パネルとガラスの間にクリアな樹脂を挟み空気層をなくすことで、コントラスト感とタッチ精度を高める「オプティコントラストパネル」はVAIO Duo 11譲りだが、表面ガラスをさらに薄型化して軽量化とタッチ精度を強化した。
またVAIO Pro 11/13と同様、広色域、高輝度、高解像度をうたう「トリルミナスディスプレイ for mobile」、超解像技術を含む映像高画質エンジン「X-Reality for mobile」、少ない電力でも明るく見えるようバックライトの光の向きを制御する「集光バックライト」といった独自の工夫を凝らしている(VAIO Pro 11/13ほど集光の度合いは強くない)。
デジタイザスタイラスによる筆圧検知対応のペン入力機能は、VAIO Duo 11から進化している。タッチパネルとデジタイザの精度が向上したことに加えて、ペン自体が長くなって持ちやすくなった。
さらに、デジタイザスタイラスは本体側面のフックに装着して携帯でき、利用時は開閉可能なペンホルダーに立てておけるよう改善された。フックからペンを抜くと0.3秒でPCがスリープから高速復帰し、登録しておいたペンアプリが起動する「ペンウェイク機能」に対応する。


付属のペン(手前)は、VAIO Duo 11のペン(奥)より長くなり、より持ちやすくなった(写真=左)。VAIO Duo 11と同様、固さの違う2つのペン先(写真=中央)を用意し、単6形電池1本で駆動する(写真=右)

側面にペンホルダーと開閉するペン立ての機構を用意(写真=左)。ペンホルダーにペンを差したまま持ち運ぶことができ、ペンを抜くとスリープから瞬時に復帰する(写真=中央)。机上に置いて使う際は、ペンを立てておけるようになった(写真=右)キーボードはバックライト付きで、6段配列のアイソレーションキーボードを採用する。公称のキーピッチは約19ミリ、キーストロークは約1.1ミリだが、縦のキーピッチが少し狭い。VAIO Duo 11は小型の光学式スティックを搭載していたが、VAIO Duo 13は小さいながらもキーボードの手前にタッチパッドを装備し、キーボードモードでの使い勝手を高めている。
以上、VAIO Duo 13の進化した変形機構をはじめ、基本スペックを中心にチェックした。次回は液晶ディスプレイの表示品質をはじめ、タッチパネルやペン入力、キーボード、タッチパッドなどの使い勝手をじっくり調べていく。
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