ワイヤレスにモバイル連携、進化したソニーのHMD「HMZ-T3/T3W」登場(2/2 ページ)

» 2013年09月03日 13時40分 公開
[芹澤隆徳,ITmedia]
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装着しやすくなったHMD

 HMD本体は、「ムダを省き、道具としての美しさを追求した」というデザイン。人間工学に基づき、安定して装着できる最低限のサイズを目指して構造から見直したという。重量はHMZ-T2に比べて10グラム減の320グラムと数字上はあまり変わらないが、構造の見直しによる重量感の軽減やヘッドバンドのフレキシブル化など、装着時の利便性を向上させる工夫が随所に盛り込まれている。

歴代ヘッドマウントディスプレイの比較。左から「HMZ-T1」「HMZ-T2」「HMZ-T3」

 例えば、額にあたるヘッドパッドはサイズを1.8倍にして圧力を分散、ケーブルは細く柔らかくなり取り回しが楽になった。外光を防ぐライトシールドは、遮光性アップとともに「装着しやすく、とれにくい構造」に改善。またHMD本体のレンズも新設計となり、20%以上の軽量化とともに、「レンズの枚数と形状を見直し、視野角を広げた。ピントが合わせやすく、装着時の手間が省ける」としている。

ヘッドパッドはサイズを1.8倍に(左)。ヘッドバンドの調整もよりフレキシブルになった(右)

 画質面では、従来HMD本体とプロセッサーユニットに分けて搭載していた映像処理回路を1つにまとめた専用LSIが新しい。低遅延と低消費電力を実現するとともに、同社のBlu-ray Discレコーダー上位モデル「BDZ-EX3000」に採用された「CREAS Pro」から回路とノウハウを導入、フルHDに迫る解像感を実現したという。「映像の空間周波数領域の高域・中域を独立して細かく制御することでコンテンツに含まれている情報量を十二分に引き出し、自然で臨場感にあふれた映像を再生する」(同社)。

光学ユニット(左)と専用LSI搭載の基板(右)

 映像モードにも新機能を搭載。2D映像再生時に使える「スクリーンモード」は、視差調節によって映画館のように湾曲したスクリーンをに投影しているような映像を作り出す。また「ゲームモード」では、画面の暗部表現を改善。「暗がりに隠れている敵が見つけやすくなった」という。

 音声は7.1chバーチャルサラウンド。なお、付属のイヤフォンについては、HMZ-T3が従来通り「EX300」相当となるが、「HMZ-T3W」は「XB90」相当となっている。

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