Lenovo Miix 2.8を仕事で使っていますがなにか提督限定にあらず(条件付き)(2/2 ページ)

» 2014年04月18日 11時41分 公開
[長浜和也,ITmedia]
前のページへ 1|2       

iPad mini用BluetoothキーボードをMiix 2.8で使う!

 底面積が8型タブレット相当でキーピッチが15ミリ以上、かつ、キーストロークをある程度確保していて、押した感触がはっきりと認識でき、打った力をしっかりと受け止めてたわむことなく、そして、できることなら複雑な折り畳み機構は持たず、キーボードのただタブレットを載せるだけの“気楽”に使えるといい。

 そんな、一見無理難題とおもうような条件を満たすキーボードを米国の家電量販店「Best Buy」で見つけることができた。ラスベガスのBest Buyはパッケージから製品を取り出して試し打ちすることも許してくれるほどに寛容で、そうして試し打ちして見つけたのがZAGGというキーボードベンダーの「 Folio Keyboard For Apple iPad mini」だった。

 製品名から分かるように、本来はiPad mini向けのBluetooth接続キーボードだ。ノートPCのようなクラムシェル形状をしていて、キーボードカバーの部分にiPad mini本体をはめて使う。iPad miniよりサイズが大きいMiix 2.8を底にはめて使うことはできないが、カバーの手前に本体を置けばそのままスタンドとして機能するので、“気軽”に使うことができる。

ZAGGの Folio Keyboard For Apple iPad mini。iPad mini用のキーボードがMiix 2.8でも使えた

本体を入れるカバーにMiix 2.8を「立てかけて」使うようになる。最大開度は135度だ

 iPad mini向けのキーボードだけあって、サイズは203.2(幅)×137.92(奥行き)×16.75(閉じた状態の高さ)ミリと底面積がコンパクトになっているが、キーピッチはほとんどのキー(記号に使う3つのキーのみ半分幅)で16.5ミリ(実測)を確保している。キーボードはアイソレーションタイプで、キーストロークは浅くなっているものの、それでも、1.5ミリ(実測)と押したことが十分認識できる深さだ。

 特に注目したいのは、キーボードユニットの高さが6.9ミリしかないのにボディがしっかりしていて、打った指の力を受け止めてたわまないことだ。このおかげで、何の不安もなく快適にキー入力を続けることができる。主観的な感想となってしまうが、キーボードを打つ感触としては、ややキーピッチが狭いThinkPad X1 Carbonといってしまってもいい。そして、その最初に感じる「狭い」という感覚は許容範囲ですぐに受け入れることができるだろう。

iPad mini用の米国キーボードだけあって、Windows 8.1を導入したMiix 2.8で使うにはいろいろと制約はある(写真=左)。キーピッチは約16.5ミリ、キーストロークは約1.5ミリを確保している(写真=中央)。LEDを内蔵して暗所でもキータイピングが可能。輝度は三段階で変更できる(写真=右)

 ただ、iPad miniというiOSデバイスを想定したキーボードだけに、Windows 8.1を導入したMiix 2.8でつかうには、制約も多い。ファンクションキーはなく、ESCキーもない。cmdキーはWindowsキーとして機能するが、Altキーはスペースキー右側にしかない。米国で購入したためレイアウトがASCII配列で(それはそれで個人的にはかえっていいのだが)、日本のユーザーは戸惑うこともあるかもしれない。

 また、キーボードの重さは約320グラムで、Miix 2.8と合わせると660グラム(実測)と700グラムを切るものの、例えばLaVie Zを持ち上げたときのような、「モックアップのような軽さに衝撃」ということはない。

 とはいえ、会社の外で使う場合、底面積がコンパクトなことの恩恵を受けることは非常に多い。特に乗り物に備え付けのテーブルで使うときは、Miix 2.8とキーボード、マウスを置いてもなお、コーヒーカップを置くスペースを確保できる。日本航空の「JAL Sky WiFi」の機上報告も、Miix 2.8とZAGGキーボードだからできたようなものだ。

 優れたキーボードがあればMiix 2.8も優れたモバイルPCとして使える。これが、3カ月実体験で得た結論だ。価格は99ドルと外付けキーボードとしては高い。しかし、その価格に見合った打ち心地は得られる。街のコーヒースタンドや移動中の乗り物で仕事をする機会が多いビジネスマンは、Miix 2.8とZAGGキーボードの組み合わせの可能性にぜひ注目してもらいたい。

N700系の新幹線でも、JALが運航するボーイング777のエコノミーシートでも、MWCのプレスルームでも、Miix 2.8とZAGGキーボードの組み合わせは余裕で置けた

前のページへ 1|2       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年02月13日 更新
  1. 6500円でデスクに新風! Thermalrightの小型液晶がヒット、背景にメモリ高騰? (2026年02月09日)
  2. ワコムが安い? 驚きの2025年を振り返り メモリ高騰におびえる2026年の「自作PC冬眠」と「次世代CPU」への期待 (2026年02月12日)
  3. キンタロー。も驚くほぼ「入力ゼロ」の“次世代”確定申告 2026年の弥生は3つのAI活用とデスクトップ製品強化を両輪に (2026年02月12日)
  4. 元Appleのジョナサン・アイブが手掛けるフェラーリ初EVの内装デザイン公開 物理ボタンとデジタルの融合 (2026年02月10日)
  5. 新ARグラス「XREAL 1S」を試す 解像度と輝度が向上、BOSEサウンドで没入感アップ “3D変換”も大きな魅力 (2026年02月10日)
  6. マウス社長が3日間“フル参戦”した理由とは? 大阪・梅田のど真ん中で起きた“eスポーツ×地域振興”の化学反応 (2026年02月11日)
  7. アイ・オー、拡張ドック機能を備えたType-C接続対応の27型4K液晶ディスプレイ (2026年02月12日)
  8. ASRock、“CPU起動トラブルを解決”するSocket AM5マザー用のβ版BIOSを公開 (2026年02月10日)
  9. 「雲」から降りてきたAIは「パーソナル」な存在になれるのか――開催から1カ月経過した「CES 2026」を振り返る (2026年02月12日)
  10. 梅田の街がeスポーツに染まった3日間――「Osaka GeN Scramble」で見えた、地域とデバイスが融合する最新イベントの形 (2026年02月10日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー

2026年