米Microsoftは4月29日(現地時間)、次期OS「Windows 10」に搭載される新Webブラウザ「Project Spartan」(開発コード名)の正式名称が、「Microsoft Edge」になることを発表した。
米カリフォルニア州サンフランシスコにて開催中の開発者会議「Build 2015」にて、同社Operating Systems部門の担当副社長であるジョー・ベルフィオーレ氏が明らかにした。この名称は、同ブラウザが搭載する新しいレンダリングエンジン「EdgeHTML」に由来すると思われる。
Microsoft Edgeはデスクトップからモバイルまで幅広いデバイスをサポートするWindows 10の標準Webブラウザ。フラットなデザインを採用し、HTML5など最新のWeb技術に対応する。Webページの任意の場所へコメントが付けられる「注釈」機能、シンプルな閲覧画面の「リーディングモード」、統合された音声対応パーソナルアシスタントの「Cortana」、ブラウザ拡張機能の「Extensions」などを備えている。
Windows 10にはこれまでの標準Webブラウザだった「Internet Explorer」も搭載されるが、こちらはIE向けに作られた古いWebサイトなどの表示(旧レンダリングエンジンのMSHTMLを利用)に限られる。今後はブラウザの開発リソースをMicrosoft Edgeに集中するとみられ、IEは終息していく見込みだ。
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