Apple Watchで最もよく使う機能の1つが「通知」です。Apple Watchの魅力は、iPhoneに届いた通知を手元で確認できる点だとよく言われていますよね。しかし通知機能の本当のメリットを感じたのは、まったく別の部分でした。
著者は運転中やジムのランニング中など、iPhoneを使っていつも何かしらの曲を流していました。同じようにiPhoneで音楽をよく聴く人には「あるある」だと思いますが、再生中に気になるのがBGMをじゃまする通知音です。
iPhoneで再生中に通知が来ると、いったん音がフェードアウトして、通知音が鳴り、元のボリュームに戻ります。一連の流れはおよそ1秒程度ですが、たまに連続して通知が来ると、耳元で音楽と通知音が繰り返されるわけです。
倍速でPodcastを再生していると、たった数秒でもあっという間にトークが進んでしまうので、巻き戻して聴き直すこともしばしば。「おやすみモード」にしたり通知音量をゼロに下げたりすれば済む話ですが、毎回切り替えるのは面倒だし、通知自体は知らせてほしい。
そこでApple Watchの出番です! iPhoneとApple WatchはBluetoothで連係させることで、使用中のデバイスに応じて通知を自動的に振り分けられるようになっています。
iPhoneがスリープ状態のときは、手首に装着したApple Watchが直接通知を受信します。iPhoneの通知センターにも同じ通知は届きますが、通知やバイブは鳴りません。つまり、iPhoneへの通知をApple Watchへ自動転送することで、iPhoneで再生中の音が通知で潰れることはほぼなくなったのです。
ただし以下の状況であれば、Apple Watchを持っていてもiPhoneに通知が届くようになっています。
iPhone側のApple Watchアプリからアプリごとの細かな設定ができるので、iPhoneで受け取りたい通知がある場合は、Apple Watchへの通知設定をオフにすることでも対応可能。
またApple Watchの通知画面で「了解」をタップすると、iPhoneのロック画面に表示される通知履歴も消える仕様のようです。リマインドとしてiPhoneにも同じ通知を表示させておきたいのであれば、あえてApple Watchの「了解」ボタンをタップせずに、そのまま腕を下ろせばOK。その時々によって使い分けたいですね。
着信だけはiPhone、Apple Watch双方で音が鳴り、どちらのデバイスでも電話に出られるようになっています。
Apple Watchの通知関連は文字にするとややこしいですが、実際に使ってみると、こちらの使い方に合わせて勝手に通知を振り分けてくれるので、想像以上に快適です。これまで音楽再生中の通知をじゃまに感じていた人は、Apple Watchでイライラが解消されるかも!?
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