「Apple Watch」の発売からはや1週間が経ちました。2014年秋に初めてApple Watchが公式に発表され、半年以上ずっとまだかまだかと待ちわびていたのに、いざ発売されればあっという間に1週間なんて経つものなんですね。
筆者は4月27日から使い始めましたが、ヒマさえあれば本体をいじったり、iPhoneのApple Watchアプリで設定を変更して楽しんでいます。Apple Watchを着けて出かけると、会った人からはたいてい「初めて見た!」と「何ができるの?」をセットで言われるので、毎回同じ説明をするハメに(そういうのも楽しいですが)。
今は「iPhoneの通知がApple Watchでも受け取れるんだよ」とか、「電話に出ることもできるよ」なんて説明ですが、今後サードパーティ製アプリが充実すれば、Apple Watchの魅力は倍増していくでしょう。
App Annieは、Apple Watchに対応するアプリ数が、発売日前の4月22日時点で3061点であると発表しました。
iPhone 3Gの発売前日時点では、日本向けに配布されたアプリ数が約500だったこと、Apple Watchアプリの登録申請受付が4月10日に始まったばかりであることを考えると、スタートダッシュは悪くなさそうです。
同社は他端末対応のアプリ数と比較し、『自社アプリが「何百万の中の1つ」ではなく、「何千の中の1つ」になるのです』と、現段階でのアプリ開発であれば、注目を集める素晴らしい好機であるとしています。
また、人気トップのカテゴリは「仕事効率化」で、アプリ数は全体の12%を占める373件。アップルが大々的に機能をアピールしている「ヘルスケア/フィットネス」カテゴリは、「ライフスタイル」と並んで4位と意外な結果でした。
開発者となってヒットを狙うなら、アプリの占有率はどれも 2%以下である「カタログ」「ブック」「天気」「写真/ビデオ」「メディカル」あたりはいかがでしょう? 特に「写真/ビデオ」はiOS端末での利用率が高いだけに、“おいしいカテゴリ”かもしれません。
ちなみに、Apple Watchアプリの約10%には、タイトルに「Watch」というワードが入っているそう。App Annieは、「自社のアプリがApple Watchに最適化されたものであることを過剰なほど分かりやすくすることが、ダウンロード数を伸ばすうえで大いに役立つかもしれません」とアドバイスしています。
ライバルが少ない今のうちに、アプリ数の少ないカテゴリで、「Watch」と名前のついたアプリをリリースすれば、将来アプリ長者になっている……かも。
来年の今ごろには、どんな魅力的なアプリが登場しているでしょうか?
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