(1)USBが2つ同時に使えるってホント?――「Surface 3(4G LTE)」をSurface Pro 3ユーザーがチェックした
(2)“Atomは遅い”はもう古い?――「Surface 3(4G LTE)」の性能を見極める
(3)Surface Pro 3より薄型軽量でもバッテリーは長持ち?――「Surface 3(4G LTE)」のスタミナを検証する
(4)Surface Pro 3と比較して気づいた進化点とは?――「Surface 3(4G LTE)」のType Coverに迫る
(5)Atom x7はゲームで“熱く”なる?――「Surface 3(4G LTE)」の3D描画性能と発熱をチェック
日本マイクロソフトのWindowsタブレット「Surface 3(4G LTE)」をさまざまな角度から検証する本連載。これまで「Surface Pro 3」と比較しながら、Surface 3の外観をはじめ、パフォーマンス、バッテリー駆動時間、Type Coverの使い勝手、3D描画性能と発熱についてレビューしてきた。
今回はユーザーが日々の利用で最も目にするディスプレイをチェックする。Surface Pro 3の12型ディスプレイから、10.8型ディスプレイへと一回りサイズダウンしたSurface 3だが、表示品質や輝度、色温度、ガンマ、色域などの違いを実際に測定してチェックしていこう。
Surface 3とSurface Pro 3のディスプレイ仕様を以下に表でまとめた。相違点は赤字で示している。Surface 3は画面サイズを縮小しながらも、アスペクト比は3:2を維持している。
これはペン入力による「紙の代替用途」として、紙のノートに近いサイズを初めて採用したSurface Pro 3の設計思想を受け継いだものとして考えていいだろう。Surface 3もSurface Pro 3同様にSurfaceペンを使ったペン入力が利用できる(ただしペンは別売り)。本体の薄型化と軽量化によって、より紙のノートらしい使い勝手に一歩近づいたと言える。
縦の解像度に余裕がある3:2のディスプレイは、ブラウジングやOfficeを使用するときの表示範囲が広く、無駄なスクロールが減るため作業効率が向上する。表示解像度は画面サイズの変更に合わせてSurface Pro 3の2160×1440ピクセルから1920×1280ピクセルに変更された。それに伴い、画素密度も約216ppi(pixels per inch:1インチあたりのピクセル数)から約214ppiに減少したが、文字や画像の表示はSurface Pro 3同様、非常に精細で見やすい。画素密度の違いは誤差レベルと考えていいだろう。
Surface 3とSurface Pro 3の液晶ディスプレイ | ||
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製品名 | Surface 3 | Surface Pro 3 |
画面サイズ(液晶方式) | 10.8型ワイド | 12型ワイド |
アスペクト比 | 3:2 | 3:2 |
画面解像度 | 1920×1280ピクセル | 2160×1440ピクセル |
画素密度 | 約214ppi | 約216ppi |
液晶パネル方式 | IPS | IPS |
表面仕上げ | グレア | グレア |
タッチパネル | 静電容量式(10点マルチタッチ) | 静電容量式(10点マルチタッチ) |
デジタイザ | N-trig製、256レベル筆圧対応Surfaceペン別売り | N-trig製、256レベル筆圧対応Surfaceペン付属 |
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