我が家の「Apple TV」活用レビュー。第1回はフィットネスアプリで健康体を目指す筆者の例をご紹介しましたが、第2回の主人公は50代半ばの我が母。いったいどんな使い方をしているのでしょうか? そもそもApple TVをちゃんと操作できるのでしょうか?
ただいま我が家には一時的に里帰り出産をしている姉がおり、3歳の姪と0歳の甥もいます。そのため母の最近の趣味といえば、もっぱら一緒に暮らす彼ら孫たちの世話をすること!
iPadやiPhoneの使用歴も3年近く経ったことで、機械オンチだった母もデジカメ代わりにiPhoneを使えるまでになりました。週末は3歳の孫と公園に出かけ、遊んだ思い出を写真やビデオに残したそう。
そこでApple TVを使い、写真を大画面のテレビで見られる「AirPlay」機能を教えました。
AirPlayではMacやiOSデバイスの音楽、写真、ビデオをApple TVにストリーミングしたり、AirMac ExpressやAirPlay対応のスピーカーに音楽をストリーミングすることもできます。今回はAirPlayミラーリングを使い、母のiPhoneの画面をそのままApple TVに映し出すことにしました。
設定方法はiPhoneのコントロールセンターを開き、「AirPlay」アイコンをタップ。AirPlayデバイスのリストから「Apple TV」を選択し、「ミラーリング」をオンにするだけです。
テレビの電源が消えている状態でも、iPhoneでAirPlayをオンにすれば自動的に電源がつくため非常に楽チン。AirPlayで画面を共有したあとは、iPhoneの「写真」アプリに保存した写真やビデオをスワイプして見ていきます。
機械オンチの母もiPadとiPhoneで鍛えられたおかげか、すぐに操作に慣れていました。操作しながら「自分ひとりならiPhoneやiPadでもいいけど、テレビならみんなでわいわい見られていいね」と満足気の様子。昔はタッチパネルの操作さえ危うかったのにすごい成長具合!
また、Apple TVの写真アプリではiCloudの共有アルバムを見ることもできます。我が家の家族旅行ではいつも筆者がカメラ係となり、撮影した写真をiCloudの共有アルバムにアップロードしていたため、家族それぞれのiPhoneやiPadで自由に写真を見られる状態ではありました。
しかし晩ごはんを食べながら「あそこ行ったねぇ」「楽しかったねぇ」と思い出話に花を咲かせるのもまた楽しいものです。これから家族団らんの機会がまた増えそうな予感。
母のようにAirPlayのミラーリング機能や、iCloud写真共有「だけ」を楽しみたいなら、旧型の第3世代Apple TVでも十分だと思います。しかし写真やビデオを見る一方で、筆者のようにフィットネスアプリでも遊べるこの振り幅の大きさが、新Apple TVならではの魅力ではないでしょうか。
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