「Surface Pro 5」と「Surface Book 2」はいつ出てくるのか鈴木淳也の「Windowsフロントライン」

» 2016年10月19日 06時00分 公開
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 米Microsoftが10月26日(現地時間)にニューヨーク市で開催するプレスイベントだが、iMac対抗の「オールインワン(AiO)型Surface」が発表されるとみられる。

 また、キーボードやマウスを含むアクセサリー関連のほか、一部のソフトウェアとサービス、そしてWindows 10の次期大型アップデート「Redstone 2(RS2)」の新機能に関するデモストレーションも行われるという説が有力だ。

 ソフトウェアに関しては、3Dオブジェクトの編集も可能になった新しい「Paint」アプリ(プレビュー)の動画が、米The Vergeのトム・ウォーレン氏によってYouTubeで公開されている。これも新しく発表されるSurface製品やアクセサリー群とは無縁ではないだろう。

Paint Preview 3Dオブジェクトの編集も可能になった新しい「Paint」アプリ
動画が取得できませんでした
新しいPaintアプリの紹介動画

 さて、ここで気になるのはSurface ProとSurface Bookのアップデートが行われるかどうかだ。現行の「Surface Pro 4」と「Surface Book」は2015年10月に発表され、ちょうど1年が過ぎることから、モデルチェンジを望む声も少なくない。

 しかし、これまで漏れ伝わってきた情報をまとめると、10月26日のイベントではアップデートがなく、RS2が提供される見通しの2017年3〜4月のタイミングで新製品として発表されるとの予想が優勢だ。

 次世代のSurfaceについては、米Microsoftが8月30日に公式Instagramアカウントで投稿した画像にヒントがありそうだ。投稿には「surface Your key to success. #Microsoft #Surface #DoGreatThings」というコメントも添えられており、これが「Surface Book 2」ではないかとのうわさもある。

 画像がSurface Book 2だとすると、現行モデルの蛇腹のような多関節ヒンジではなく、ディスプレイ部とキーボード部が隙間なく閉まるようになるようだ。また、現行のSurface Bookはボディーカラーがシルバーだが、写真はブラックに見える。

Surface Book 現行の「Surface Book」。蛇腹のような多関節ヒンジを採用している

 搭載するプロセッサについては、現行モデルの第6世代Core(Skylake)から、2016年8月発表の第7世代Core(Kaby Lake)へと順当に更新されるだろう。この秋は、プロセッサのみを世代交代するマイナーチェンジが行われるという可能性も捨てきれない。

第7世代Core 第7世代Core(Kaby Lake)は、第6世代Core(Skylake)と同じ14nmプロセスルールだが、動作周波数が向上し、4K動画のデコード/エンコードなどをサポートしている。現状でTDP(熱設計電力)が4.5W〜15Wのタブレット/ノートPC向けモデルが発表されており、現行のSurface Pro 4とSurface Bookが搭載するプロセッサはこのクラスに該当する

 Surface Book 2はやはり2017年の春まで持ち越しか、あるいはプロセッサのみを変更したサイレントローンチとして、2016年10月26日にSurface Pro 4後継となる「Surface Pro 5」とともにひっそりと更新されるのか、まずは目前に迫ったイベントの内容に注目したい。


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