PC USER Pro

Windows 10がHoloLens世代に向けたUI刷新を計画か鈴木淳也の「Windowsフロントライン」(2/2 ページ)

» 2016年12月06日 06時00分 公開
前のページへ 1|2       
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

見えてきた2017年のWindowsアプリ開発環境

 前述のように、Project NEONの投入ターゲットは2017年秋のRS3配信のタイミングが見込まれており、RS3に該当するWindows 10 Insider Previewビルドの中に2017年4〜5月以降に順次組み込まれていくとみられる。

 このProject NEONの仕様の一部は、現行のRS2ことCreators Updateに盛り込まれる可能性もある。RS3が登場する時期までにアプリのProject NEON対応を進めるため、2016年12月〜2017年1月以降のタイミングで順次情報を小出しにし、2017年3〜5月くらいに実施が見込まれる開発者会議「Build 2017」でWindows Holographic時代のプログラミングについてデザインガイドを含む情報発信を行い、2017年秋に向けてデバイスとアプリの両方について準備を進めていく、というのが理想的な流れだ。

 こうしてみると、RS2、RS3ともにWindows Holographic時代をにらんだ機能強化が続き、2017年はWindowsにとっての「3D元年」とも言える年となりそうだ。

 2016年12月7日〜9日には中国の深センでハードウェア開発者向けカンファレンスの「WinHEC」が開催され、Windows Holographic対応デバイスのハードウェア要件やPC側の対応についての詳細情報が公開されるだろう。ここで語られるWindows UIの情報は限定的になる可能性が高いが、まずは迫りつつある次のMicrosoftのアクションに注目したい。


前のページへ 1|2       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2024年04月25日 更新
  1. ワコムが有機ELペンタブレットをついに投入! 「Wacom Movink 13」は約420gの軽量モデルだ (2024年04月24日)
  2. 16.3型の折りたたみノートPC「Thinkpad X1 Fold」は“大画面タブレット”として大きな価値あり (2024年04月24日)
  3. 「社長室と役員室はなくしました」 価値共創領域に挑戦する日本IBM 山口社長のこだわり (2024年04月24日)
  4. 「IBMはテクノロジーカンパニーだ」 日本IBMが5つの「価値共創領域」にこだわるワケ (2024年04月23日)
  5. わずか237gとスマホ並みに軽いモバイルディスプレイ! ユニークの10.5型「UQ-PM10FHDNT-GL」を試す (2024年04月25日)
  6. Googleが「Google for Education GIGA スクールパッケージ」を発表 GIGAスクール用Chromebookの「新規採用」と「継続」を両にらみ (2024年04月23日)
  7. バッファロー開発陣に聞く「Wi-Fi 7」にいち早く対応したメリット 決め手は異なる周波数を束ねる「MLO」【前編】 (2024年04月22日)
  8. 「Surface Go」が“タフブック”みたいになる耐衝撃ケース サンワサプライから登場 (2024年04月24日)
  9. ロジクール、“プロ仕様”をうたった60%レイアウト採用ワイヤレスゲーミングキーボード (2024年04月24日)
  10. あなたのPCのWindows 10/11の「ライセンス」はどうなっている? 調べる方法をチェック! (2023年10月20日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー