画面付きスマートスピーカー「Echo Show 5」、じっくり使って分かったこと山口真弘のスマートスピーカー暮らし(3/3 ページ)

» 2019年07月17日 11時45分 公開
[山口真弘ITmedia]
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音声だけでなくタッチ操作でも使いやすさを追求

 操作方法については、付属のスタートガイドにも簡潔にまとめられている他、セットアップ終了後に流れるガイダンスをチェックすることで、すぐに覚えられる。

 タッチスクリーンの操作方法として、覚えておくべき操作方法は以下の2つだ。

  • 画面を上から下へスワイプすると設定画面が表示される
  • 画面を右から左へスワイプするとさまざまなショートカットが表示される

 このうち後者、右から左へのスワイプで表示されるショートカットは、従来のEcho Showにはなかったギミック(現在はEcho Showでも利用可能)で、利用頻度が高いアラームやスマートホーム、定型アクション、音楽といった機能をタッチ操作で呼び出せる。

 個人的には、音声インタフェースがあらゆる場面で万能だとは思っておらず、特に繰り返し行う操作については、指で操作する方が望ましいと思っている。その点、本製品は利用頻度が高い機能についてタッチ前提のインタフェースが用意されており、好印象だ。

 試した限りでは、いったん設定したアラームを削除するのにタッチ操作だけでは行えない(編集自体はできる)一方で、「買い物リスト」は登録済みのアイテムがタッチ操作で削除できたりと、ちぐはぐな箇所はいくつかある。このあたりはまだまだこなれておらず、今後の進化待ちだろう。

Echo Show 5 初期状態では時計が表示されている
Echo Show 5 通常のホーム画面。下部に表示されている操作のヒントは定期的に切り替わる
Echo Show 5 画面を上から下へとエッジスワイプすると設定画面が表示される
Echo Show 5 画面を右から左へとエッジスワイプすると各種機能へのショートカットが表示される
Echo Show 5 アラームの設定画面。タッチスクリーンならではの操作パネルが用意されている
Echo Show 5 試した限りで、アラームはタッチ操作で削除はできない。音声ならば削除できる
Echo Show 5 一方で買い物リストは、タッチ操作による項目削除が可能だ

コンパクトで設置しやすいものの唯一奥行きには注意

 以上で一通り使えるようになったわけだが、画面サイズが5.5型で、なおかつアスペクト比が2:1(960×480ピクセル)ということで、背は約86mmと非常に低い。Google Nest Hubが約118mmあるのとは対照的だ。

 こういったコンパクトさゆえ、ディスプレイの左下の空間に設置したり、枕元に置いて目覚まし時計のように使ったりするのも違和感はない。むしろこのサイズありきで設計した結果、5.5型という画面サイズになったのだろう。ただし前述のように奥行きはややあるので、そこだけは注意した方がよさそうだ。

 次回は今回の内容を踏まえつつ、本製品を使いこなすための設定方法について紹介していく。

Echo Show 5 Google Nest Hub(右)と比べると本製品はかなり背が低く、設置場所を選ばない
Echo Show 5 Amazon製スマートスピーカーとの比較。左からEcho Dot、本製品、Echoだ
Echo Show 5 Echo Show(右)との比較
Echo Show 5 ウェイクワードはAlexaデバイスで一般的な4択だ。同じ部屋に画面付きモデルと画面なしモデルの2台があり、どちらにも呼びかけられる距離が等しい場合、呼び名を変えておくと使いやすくなる
Echo Show 5 呼びかけ時の開始音と終了音もオンにしておくと使いやすい
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