ついに発売! 16コア32スレッド「Ryzen 9 3950X」の使い所を考える第3世代Ryzenの最上位モデル(4/4 ページ)

» 2019年11月29日 12時00分 公開
[石川ひさよしITmedia]
前のページへ 1|2|3|4       

消費電力はRyzen 9 3950XもCore i9-9900K同様じゃじゃ馬感がある

 最後に消費電力を確認して終わりとする。グラフの通り、Ryzen 9 3950Xの方がCore i9-9900Kよりも大きな値だ。検証環境の構成違いがあるため、そこを考慮しつつ以下を読んでほしい。

Ryzen 9 3950X 消費電力のグラフ

 まず差の小さいテストを見ていこう。アイドル時、CINEBENCH R20のCPU時、FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION ベンチマークの3840×2160ドット高品質時はおよそ20W差だ。アイドル時は当然CPUの使用率が低い。FFベンチマークも高解像度ならGPU中心でCPU使用率は低い。ただ、CINEBENCH R20はCPU使用率は特に高い。どちらかに振れた条件では、Ryzen 9 3950XとCore i9-9900Kの差は小さい。

 続いては差の大きいテストだ。PCMark 10のProductivity、FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION ベンチマークの1920×1080ドット高品質時、3DMark Fire Strike時はおよそ40W超の差が出ている。PCMark 10のProductivityはCPU中心だが、負荷がそこまで高いとは言えない。FFベンチマークの低解像度はGPU負荷が下がりCPU負荷は高め、3DMark Fire StrikeはCombined TestはCPU負荷が高めだ。

 両者ともCPUを使い切るCINEBENCH R20で20W、ややCPU負荷の高いテストで40W差、CPU負荷の低めのテストで20W差というように見える。中間の負荷で差が出るということもあるだろう。実際の最大消費電力の違いは先の通り構成の違いで分からないが、負荷に応じて最低20Wの差がつくことがある、という点は断言できるだろう。

 AMDが当初12コア製品にとどめ、Ryzen 9 3950Xで280mm級の簡易水冷以上を推奨したように、シュリンクした7nm世代とは言え電力とのバランスを考えるとそもそもRyzen 9 3950Xは少しオーバースペックの製品だと言える。その点で、これまでの第3世代Ryzenよりは気合を入れて組みたいCPUだ。

Ryzen 9 3950X

関連キーワード

Ryzen | AMD


前のページへ 1|2|3|4       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年02月22日 更新
  1. 16GB版と8GB版のすみ分けが進むRTX 5060 Ti――HDD「完売」報道の影響は? 今週末のアキバパーツ事情 (2026年02月21日)
  2. モニター台とドッキングステーションが合体した「Anker USB-C ハブ 10-in-1 Monitor Stand」が28%オフの1万7990円で販売中 (2026年02月20日)
  3. マウスの概念が変わる! ロジクールG「PRO X2 SUPERSTRIKE」が切り開く“身体感覚”と直結する新たなクリック体験 (2026年02月18日)
  4. 上下2画面で作業効率を大幅に高める「InnoView デュアル モバイルモニター」が36%オフの2万8212円に (2026年02月20日)
  5. ルンバが日本のために本気を出した! 「Roomba Mini」が示す“小が大を兼ねる”新基準とは (2026年02月21日)
  6. 内蔵タッチパッドが変形する「EWiN 折りたたみワイヤレスキーボード」が24%オフの5319円で販売中 (2026年02月20日)
  7. 「UGREEN ワイヤレスHDMI送受信機」が25%オフの8999円に (2026年02月19日)
  8. 微細な造形を圧倒的な解像度で実現する3Dプリンタ「ELEGOO Saturn 4 Ultra 16K」が20%オフの7万2798円に (2026年02月20日)
  9. 音楽生成モデル「Lyria 3」をGeminiアプリに統合 日本語の歌詞にも対応/「ChatGPT」に新たなセキュリティ機能「Lockdown Mode」を導入 (2026年02月22日)
  10. 「UGREEN Revodok USB-C ハブ 6in1」が2000円で買える (2026年02月17日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー

2026年