本体のインタフェースは、左側面にThunderbolt 4×1(USB Type-C)とROG XG Mobile接続用端子があり、後者はUSB Power DeliveryとDisplayPort Alternate Modeに対応したUSB 3.2 Gen2(Type-C)としても扱える。
右側面には指紋認証(Windows Hello対応)を兼ねた電源ボタンと音量調節ボタン、USB 3.2(Type-A)×1、3.5mmのヘッドフォン/マイク兼用端子が並ぶ。
液晶ディスプレイ上部に、約92万画素のインカメラと3Dアレイマイクを内蔵している。ただし赤外線カメラは用意されていないので、顔認証でのログオンはできない。
一方のマイクはユーティリティーの「Armoury Crate」で指向性を前方や360度に選択できる「マイクロフォンモード」と、排他で利用する「双方向AIノイズキャンセリング」が用意されている。後者は入力だけでなく出力も対応し、強弱も選べるのでWeb会議で重宝する。また、スピーカーは本体下部左右にある(1W×2)。
キーボードは82キー日本語キーボードで、Nキーロールオーバーに対応する。従来のX13シリーズとは異なり、ROGシリーズのテイストを引き継ぎつつ4つの独立キーを省くなど、より一般的なキー配列になった。
右端部分にある「¥」「む」「ろ」キーがそれぞれBackSpace、Enter、右Shiftキーと隣接しているのはやや気になるが、その他は約18.5mmのキーピッチを確保し、キートップも約15mm四方あるのでミスタイプをしにくい。
キーストロークは約1.5mmあり、しっかりしたタイプ感もあるため打ちやすい。キーボード部分の厚さが約5.6mmと薄いのでキー入力時の感触について不安を持つかもしれないが、意外としっかりとしている。感覚値ではあるが、似たようなタイプのSurfaceシリーズよりも安定感があり、強めに打ってもユニットのしなりが少ない。
キーボードはポゴピンでタブレット底面に装着するタイプで、強力な磁石でつながるため、タイピング途中にずれることもない。キーボードはチルト角をつけるパターンと、机上と水平になるパターンで利用できる。
RGBライティングに対応したバックライトを備えているのもポイントだ。消灯の他、細かい設定はユーティリティーの「Aura Creator」で行え、「Aura Sync」にも対応しているので、Armoury Crateで光り方を変えたり、ASUS製品であれば他のデバイスと協調して光ったりとコントロール可能だ。
付属のACアダプターは最大出力100Wに対応したUSB Power Delivery(PD)対応で、サイズは約75(幅)×75(奥行き)×30(厚さ)mmと、モバイルPC向けとしては少し大きめだ。3ピンの電源ケーブル込みの重量も約397gある。
ケーブル長はACアダプター側が150cm、ACコードが80cmと長いので、常時接続して使う場合でも十分に対応できる。なお、ROG XG Mobile接続時はACアダプターが不要になる。
続いて、別売の外付けGPUユニットのROG XG Mobileを接続してみよう。
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