Core i9+GeForce RTX 3050 Ti内蔵! タブレットPCに生まれ変わった「ROG Flow Z13」を試す外付けGPUユニットも接続可能!(3/6 ページ)

» 2022年02月22日 12時00分 公開
[今藤弘一ITmedia]
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

Windows Hello対応の電源ボタン兼用の指紋認証センサーを用意

 本体のインタフェースは、左側面にThunderbolt 4×1(USB Type-C)とROG XG Mobile接続用端子があり、後者はUSB Power DeliveryとDisplayPort Alternate Modeに対応したUSB 3.2 Gen2(Type-C)としても扱える。

 右側面には指紋認証(Windows Hello対応)を兼ねた電源ボタンと音量調節ボタン、USB 3.2(Type-A)×1、3.5mmのヘッドフォン/マイク兼用端子が並ぶ。

ROG Flow Z13 左側面にThunderbolt 4とROG XG Mobile接続用端子が並ぶ
ROG Flow Z13 右側面にはスピーカー、3.5mmのマイクロフォン/ヘッドフォンコンボ端子、USB 2.0(Type-A)端子、音量ボタン、指紋認証兼電源ボタンが用意される
ROG Flow Z13 本体底面にある端子はデタッチャブルキーボード接続用だ
ROG Flow Z13 本体上部(横置き時)に排気口と「REPUBLIC OF GAMERS」の文字が配置される

 液晶ディスプレイ上部に、約92万画素のインカメラと3Dアレイマイクを内蔵している。ただし赤外線カメラは用意されていないので、顔認証でのログオンはできない。

 一方のマイクはユーティリティーの「Armoury Crate」で指向性を前方や360度に選択できる「マイクロフォンモード」と、排他で利用する「双方向AIノイズキャンセリング」が用意されている。後者は入力だけでなく出力も対応し、強弱も選べるのでWeb会議で重宝する。また、スピーカーは本体下部左右にある(1W×2)。

ROG Flow Z13 本体正面上部(横置き時)にあるWebカメラとマイク
ROG Flow Z13 Armoury Crateで3Dアレイマイクの機能を設定できる

キー配列を改めたデタッチャブルキーボードを採用

 キーボードは82キー日本語キーボードで、Nキーロールオーバーに対応する。従来のX13シリーズとは異なり、ROGシリーズのテイストを引き継ぎつつ4つの独立キーを省くなど、より一般的なキー配列になった。

 右端部分にある「¥」「む」「ろ」キーがそれぞれBackSpace、Enter、右Shiftキーと隣接しているのはやや気になるが、その他は約18.5mmのキーピッチを確保し、キートップも約15mm四方あるのでミスタイプをしにくい。

 キーストロークは約1.5mmあり、しっかりしたタイプ感もあるため打ちやすい。キーボード部分の厚さが約5.6mmと薄いのでキー入力時の感触について不安を持つかもしれないが、意外としっかりとしている。感覚値ではあるが、似たようなタイプのSurfaceシリーズよりも安定感があり、強めに打ってもユニットのしなりが少ない。

ROG Flow Z13 標準装備のデタッチャブルキーボード。キー配列が改め、ROGシリーズならではのワンタッチボタンなども省かれた。タッチパッドのサイズは幅が約97.5mm、奥行きは約55.5mmある

 キーボードはポゴピンでタブレット底面に装着するタイプで、強力な磁石でつながるため、タイピング途中にずれることもない。キーボードはチルト角をつけるパターンと、机上と水平になるパターンで利用できる。

 RGBライティングに対応したバックライトを備えているのもポイントだ。消灯の他、細かい設定はユーティリティーの「Aura Creator」で行え、「Aura Sync」にも対応しているので、Armoury Crateで光り方を変えたり、ASUS製品であれば他のデバイスと協調して光ったりとコントロール可能だ。

ROG Flow Z13 キーボードは中央部分のポゴピンでタブレットPCに装着する。強力な磁石で合体されており、容易には外れない
ROG Flow Z13 キーボードを机上と水平にすると、キー入力時の音を軽減できる
ROG Flow Z13 こちらは約5度の傾斜角をつけた状態。キー入力がやりやすくなるが、強くタイプすると乾いた音がやや気になる
ROG Flow Z13 キーボードバックライトを備えており、RGBでのライティングに対応しているので多彩なカスタマイズが行える

 付属のACアダプターは最大出力100Wに対応したUSB Power Delivery(PD)対応で、サイズは約75(幅)×75(奥行き)×30(厚さ)mmと、モバイルPC向けとしては少し大きめだ。3ピンの電源ケーブル込みの重量も約397gある。

 ケーブル長はACアダプター側が150cm、ACコードが80cmと長いので、常時接続して使う場合でも十分に対応できる。なお、ROG XG Mobile接続時はACアダプターが不要になる。

ROG Flow Z13 USB PD対応のACアダプターと、3ピンの電源ケーブルが付属する。出力は100Wもあり、ACアダプター単体で約292g、電源ケーブルを含めると約397gと少々かさばる

 続いて、別売の外付けGPUユニットのROG XG Mobileを接続してみよう。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

最新トピックスPR

過去記事カレンダー