先週、複数のショップで話題となっていたのはASRockの小型ベアボーン「Desk Meet」シリーズだ。第12世代Core iシリーズに対応する「Desk Meet B660」と、Ryzen 5000シリーズなどに対応する「Desk Meet X300」があり、価格は順に3万8000円前後と3万1000円弱となる。
Desk Meetは「Desk Mini」で知られる同社のミニPCシリーズに属し、2スロット厚で長さ20cm以下のグラフィックスカードや、最大4基のDDR4-DIMMが挿せるなど、拡張性の高い作りになっている。定格500Wの80 PLUS BRONZE電源を搭載し、突起部を除くボディーサイズは約168(幅)×219.3(奥行き)×218.3(高さ)mmとなる。
Desk Meet B660は拡張カード用のPCIe 4.0 x16スロット1基と、ストレージ用のM.2 PCIe Gen4 x4スロットを2基(うち1基はSATA接続と排他)を備える。Desk Meet X300はPCIe 3.0 x16スロットとストレージ用のM.2 Gen3 x4スロットがそれぞれ1基となり、拡張性に違いがみられる。
なお、搭載できるCPUはTDP 65W以下のモデルで、CPUクーラーは全高54mmという点は共通している。
2020年10月に登場した「Desk Mini A300/X300」はAMD系のX300が人気で先行していたが、Desk MeetではIntel系がけん引役になるとの予測が多勢だ。
パソコンSHOPアークは「PCIe 4.0に対応する点が大きいですね。Ryzen Gシリーズの強みが生かせる内蔵GPU前提の仕様でないところもあります。ただ、Desk Meet X300も価格面では有利なので、そこがどう評価されるかでしょうね」と話していた。
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