グラフィックスカードを内蔵できる小型ベアボーン「Desk Meet」がデビュー古田雄介のアキバPick UP!(1/4 ページ)

» 2022年06月27日 16時30分 公開
[古田雄介ITmedia]

 先週、複数のショップで話題となっていたのはASRockの小型ベアボーン「Desk Meet」シリーズだ。第12世代Core iシリーズに対応する「Desk Meet B660」と、Ryzen 5000シリーズなどに対応する「Desk Meet X300」があり、価格は順に3万8000円前後と3万1000円弱となる。

パソコンSHOPアークに入荷した「Desk Meet」シリーズ パソコンSHOPアークに入荷した「Desk Meet」シリーズ

Intel系の「B660」とAMD系の「X300」の2種類が同時発売

 Desk Meetは「Desk Mini」で知られる同社のミニPCシリーズに属し、2スロット厚で長さ20cm以下のグラフィックスカードや、最大4基のDDR4-DIMMが挿せるなど、拡張性の高い作りになっている。定格500Wの80 PLUS BRONZE電源を搭載し、突起部を除くボディーサイズは約168(幅)×219.3(奥行き)×218.3(高さ)mmとなる。

 Desk Meet B660は拡張カード用のPCIe 4.0 x16スロット1基と、ストレージ用のM.2 PCIe Gen4 x4スロットを2基(うち1基はSATA接続と排他)を備える。Desk Meet X300はPCIe 3.0 x16スロットとストレージ用のM.2 Gen3 x4スロットがそれぞれ1基となり、拡張性に違いがみられる。

 なお、搭載できるCPUはTDP 65W以下のモデルで、CPUクーラーは全高54mmという点は共通している。

パソコン工房 秋葉原BUYMORE店に並ぶDesk MeetとDesk Miniのモック パソコン工房 秋葉原BUYMORE店に並ぶDesk MeetとDesk Miniの展示機
同店に並ぶ2モデルスペック一覧つき値札 同店に並ぶ2モデルのスペック一覧つき値札

 2020年10月に登場した「Desk Mini A300/X300」はAMD系のX300が人気で先行していたが、Desk MeetではIntel系がけん引役になるとの予測が多勢だ。

 パソコンSHOPアークは「PCIe 4.0に対応する点が大きいですね。Ryzen Gシリーズの強みが生かせる内蔵GPU前提の仕様でないところもあります。ただ、Desk Meet X300も価格面では有利なので、そこがどう評価されるかでしょうね」と話していた。

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