「AirPods Pro(第2世代)」と初代を比較して分かった! 驚きの「音質」「ノイキャン」性能本田雅一のクロスオーバーデジタル(5/5 ページ)

» 2022年09月22日 22時00分 公開
[本田雅一ITmedia]
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細かな改良で“隙”のない製品に

 iPhoneと組み合わせる完全ワイヤレスイヤフォンとしては、第2世代のAirPods Proはこれまでになく強力……なのだが、他にも細かい改良が施されている。

 その1つがバッテリー駆動時間の改善だ。第2世代のAirPods Proは、ANCを有効にした状態でもイヤフォン単体で約6時間、充電ケースとの組み合わせで約30時間使えるようになった。ANCをオフにするとイヤフォン単体で約7時間、充電ケースとの組み合わせで約36時間と持ちが良くなっている。

 充電ケースにはストラップホールが設けられた他、「探す」アプリで捜索した際に音が出るスピーカーも設けられた。「イヤフォンを片方なくした」という話はよく聞くが、実はケースごとなくしてしまうことも珍しくなかったりする。紛失を防ぐ観点において、歓迎すべき改良といえる。

 スピーカーはワイヤレス充電の確認にも使われており、充電台にきちんと置かれるとチャイムが鳴る。さらにApple Watch用充電器によるワイヤレス充電にも対応した。

充電ケース 充電ケースにはストラップホールとスピーカーが新設された。紛失/盗難防止の観点において歓迎すべき改良といえる

 そしてついに、いや“やっと”というべきだろうが、イヤフォン型のAirPodsとしては初めてイヤフォン側の操作による音量調整機能が追加された。圧力センサーを用いた確実な操作感はそのままに、軸部分をタッチ&スライドさせることで、音量を調整できる。

 実はここにも“ひと工夫”が盛り込まれている。タッチ操作は誤動作が懸念されるところだが、「誤動作」と「意図する操作」を機械学習によって区別するようになっているのだ。実際に使っている時の誤動作は一度もなかった。

ボリューム 軸の部分のへこみを上下することでボリュームを調整できるようになった。しかも、機械学習ベースのAIによる誤動作抑止機能付きである

 正直に告白すると、実際の製品を試すまでは、ここまで改良されるとは想像していなかった。ANCの効きの強さや機能は改良されても驚かないが、音質が満足できるレベルにまで引き上げられると思っていなかったのだ。

 AirPods Maxを除くと、これまでのAppleの製品で「音の品質」という観点で評価できる製品はなかった(“ノートPCとしては”といったエクスキューズ付きならば、よい製品は幾つかあるが)。恐らく、本機に関してもマニアックなイヤフォンのファンからは否定的なコメントが出てくるだろう。しかし、ベースの品質が大きく改善しているので、大多数の人は第2世代のAirPods Proを“良い音”と感じるはずだ。

 AndroidスマートフォンやWindows PCとの組み合わせでは、アップデートや設定が行えないなど、他の完全ワイヤレスイヤフォンと比べると制約は引き続き大きい。そのため、Apple以外のデバイスとの組み合わせは推奨しないが、iPhoneを始めとするAppleデバイスとの組み合わせならば、完全ワイヤレスイヤフォンの第1候補となることは間違いない

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