ドスパラ福山ココローズ店の店長を務めるのは山代宏之さんで、年齢は33歳と若い。入社は2021年で、それ以前はアパレルショップの店長などを務めてきたという。サードウェーブに入社したのは、ゲームが好きで同社のゲーミングPCブランド「GALLERIA」シリーズのPCを購入して興味を持ったからだという。
今は自作PCを持っていて、第12世代のCore i7とGeForce RTX 3070 Ti搭載グラフィックスカードでゲームをプレイしているそうだ。タイトル的には「オーバーウォッチ2」「Apex Regends」「VALORANT」「Call of Duty」「原神」などをプレイしているとのこと。
ちなみに「オーバーウォッチ」シリーズは「1」のころから家庭用ゲーム機でプレイしていたそうで、ゲームを始めたのはPlayStation 2の「モンスターハンター」シリーズからという筋金入りのゲーマーだ。
そんなゲーマー店長さんに、今オススメのPCパーツを選んでもらった。まずはCPUからだ。ちょうどCore i9-13900KSが発売された日の翌日とあって、店頭にもきっちりと在庫が用意されていた。最大6GHz駆動という「これで組めたらいいね」というあこがれのCPUでもあるが、個人的にはCore i5-13600Kがコスパ最強でオススメと語る。
※以下、価格は取材時のもので全て税込み
お次はマザーボードだが、これは先ほど紹介したASRockのLiveMixerだ。Intel CPU向けのIntel Z790チップセット搭載モデルと、AMD向けのB650チップセット搭載モデルがあるが、一押しCPUに合わせてここでは前者を取り上げよう。
CPUに合わせてクーラーも選びたいが、山代さんが推したのはDeepCoolの360mm簡易水冷CPUクーラー「LT720」だ。最近のCPUは発熱量が大きいので、やはり確実に冷却してくれる360mmだと強調していた。
悩ましいグラフィックスカードだが、やはりここは最新モデルをということでPalit Microsystemsの「GeForce RTX 4070 Ti GamingPro OC」を選択。発売から時間がたっていないためまだまだ高価だが、パフォーマンスは折り紙付きだ。
これらのパーツを支える電源ユニットとして山代さんが選んだのは、DeepCoolの「PQ850M」だ。他のドスパラ店長も選んでいた容量850Wのモデルだが、やっぱりこれくらいないと安心できないのが最近のシステムなのだろう。
最後にPCケースを、といったところで山代さんがこれまで以上にこだわりを見せる。「自分がPCを組んだときに使ったケースを紹介したい!」とのことで、登場したのはDeepCoolのミドルタワー「CH510」だった。9000円を切る手頃感があり、360mmの水冷クーラーやE-ATXマザーボードも収納できる拡張性の高さが魅力のケースだ。
と、ここまでのようなパーツ紹介は以前の記事でもしているのだが、今回はゲーマー店長ということで、イチオシのキーボードとマウス、ゲーミングコントローラーについても選んでもらった。
最初はキーボードだが、選ばれたのはロジクールのテンキーレスでメカニカルタイプの「G913 TKL」だ。2万8300円とちょっと高めだが、赤軸のキータッチがとても気持ちいいという。
一方のマウスについては、店長が使っているのは他の製品なのだが、「ここで手に入るとは思っていない人も多いのでは」と紹介してくれたのはFinalmouseの「Starlight Pro Tenz」だった。何と2万9800円もするマウスだが、その人気は高いという。
最後にゲーミングコントローラーをピックアップしてもらった。PCのコントローラーというと「Xbox ワイヤレス コントローラー」を思い浮かべる人も多いと思う。筆者も使っているのはこれなのだが、山代さん的には「持ち手部分のフィット感がたまらない」ということで、推されたのがRazerの「Razer Wolverine V2 Chroma」だ。
Apex Regendsはゲーミングコントローラーでプレイしているとのことで、ゲーマー的には手触りはやっぱり重要なのである。
こうして紹介してきたPCパーツについては、先ほども述べた通り、買う前に実際に体験できるのがドスパラ店舗の特徴だ。「高価なものなので、じっくり体験して選んでもらいたい」と山代さんは力強く語った。
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