REALFORCE CONNECTを使うと、キーの配列から打った時の感触まで、自分好みにカスタマイズできる。APCやキーマップに凝ったカスタマイズを施すと、より自分に合ったキーボードになったような気になり、愛着もわいてくる。「今度、キースペーサーを買ってみようかな?」とか「キーの重さが違うモデルも試してみたい」といった具合に、ある意味で“REALFORCE道”を探索したい気持ちも高まる。
しかし、REALFORCE CONNECTには「惜しい」と思わせる要素もある。特にゲーミングキーボード用のユーティリティーでは一般的となった「マクロ機能」を備えていないのだ。これさえあれば、限りなく「満点」に近いユーティリティーアプリになったのに、と思ってしまう。
ただし、マクロ機能の不在には解決策もある。筆者の場合、WindowsではMicrosoftの純正ツール「PowerToys」を別途インストールして、その「Keyboard Manager」をマクロ機能代わりに使うで解決している。具体的には以下のような感じでマクロ的な使い方をしている。
ただし、Keyboard Managerでの設定はOSレベルでキーアサインの変更を掛けてしまう。そこで、REALFORCE CONNECTでInsertキーを「F17キー」、カタカナ/ひらがな(ローマ字)キーを「F18キー」に割り当て直した上で、PowerToysでF17キーとF18キーに機能割り当てを行った。こうすることで、他のキーボードをつないだ際にInsertキーやカタカナ/ひらがな(ローマ字)キーが使えなくなる事態を回避している。
PowerToysのキーマップ機能を使い、Windows上でマクロキー的な操作を実現した。InsertキーをF17キーに入れ替え、ランチャー機能「PowerToys Run」のショートカットを設定。カタカナキーはF18キーにした上でスクリーンショットを撮影するキーコンビネーションを割り当てたこのように、マクロ登録自体は他のアプリを併用すれば難しくない。しかし、REALFORCE CONNECTだけで完結する方がより望ましいようにも思える。REALFORCE CONNECT自体は常駐型のアプリでないため実装が難しいのかもしれない。
今後の新製品などでマクロキーに対応できれば、よりカスタマイズの幅が広がるため、実装に期待したい。
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