ではPCに接続してみよう。といっても、インタフェースがHDMI/DisplayPort/USB Type-Cポートであることからも分かるように、接続方法は一般的なディスプレイと全く変わりがない。
ちなみに、本製品はタッチ操作には対応しないので、信号伝送用のUSBケーブルを別途接続する必要がなく、HDMIケーブル1本で接続が行える。ただし後述するユーティリティーを使用する場合のみ、本体側面にあるUSB Type-Bポートを使ってPCと接続する必要がある。
さて、E Ink電子ペーパーディスプレイの快適さは、表示の調整がどれだけきめ細やかに行えるかで決まってくる。本製品に搭載されている調整機能を見ていこう。
まずは表示モードの切り替えだ。本製品はグラフィックモード/テキストモード/ビデオモードという、表示するメディアに合わせて最適化された3つの表示モードが用意されており、これらを切り替えて使用する。
位置づけとしては、テキストモードはテキストをくっきり表示できるが画像は2値化されるため暗くつぶれがちで、ビデオモードは逆に画像表示に向くがテキストはかすれがち、グラフィックモードはその中間ということになる。どれか1つに固定して使うのではなく、小まめに切り替えながら使うことを心掛けた方がよい。
また、残像を消去するためのリフレッシュボタンも搭載している。ボタンを押すと画面のリフレッシュが行われ、残像が消えるという、至ってシンプルな機能だ。本製品は後述するユーティリティーを使わない限り、リフレッシュは全て手動になるので、このボタンの出番は多くなる。
本機はコントラストの調整機能も搭載している。写真が真っ黒に潰れてしまっているような場合は、このコントラスト調整を行うことによって、ディティールがきちんと見えるようになる。ちなみに9段階で調整できるが、実際に目で見て明らかに違いが感じられるのは、せいぜい3〜4段階といったところだ。
続いて、フロントライト機能をチェックする。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.