実際の画質をチェックしていきましょう。まずは半球状態での撮影となるInsta360シリーズならではの独自機能「バレットタイム撮影」からご覧ください。オプションの専用バレットタイムハンドルを使っています。5.7K/120fpsで撮った映像を4倍スローの30fpsで記録しています。
Insta360シリーズはバレットタイムハンドルや見えない自撮り棒を使うことで、まるで空中にカメラが浮いているような動画撮影が可能です。このセールスポイントはInsta360 X4にも受け継がれています。
各モデルで設定できる最高画質の動画から、違いをチェックしましょう。なお、Insta360 X3、Insta360 X4、Insta360 ONE RS 1インチ360度版を3台並べて同時に撮影したため、ステッチ部分には他の機種が映り込んでいます。ご了承ください。YouTubeの画質設定は最高にして、フルスクリーン表示させると違いが分かりやすいです。
以下はInsta360 X3で撮影した動画です。5.7K/30fpsで撮影しています。
スマートフォンで見る分には十分なクオリティーです。しかしPCの大きなディスプレイで見ると、細部が潰れているのが分かります。輝度差が著しい部分も白飛びが目立ちます。
続いて、Insta360 ONE RS 1インチ360度版は6K/30fpsで撮影しました。
さすが1インチセンサーを搭載しているモデルだけあって、余裕を感じる画作りです。道にも枝葉にも細部のニュアンスが残っており、リッチさすら感じます。ただし水路は黒潰れが目立ちます。
では、8K/30fpsで録画したInsta360 X4の動画をご覧ください。
ニュアンスに関してはInsta360 X3以上、Insta360 ONE RS 1インチ360度版未満といったところでしょうか。しかし、ダイナミックレンジは最も広いと感じます。
特に水路の方に注目してください。透明度が高い水や、そこに浮かんで休んでいる水鳥の毛並みを正確に記録しています。葉の形状もシャープに残っていて、8Kクオリティーのポテンシャルを感じます。
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