例年、1年に1回はメインで使うデスクトップPCを更新するようにしている。それは自作PCのトレンドを把握したり、さまざまなプラットフォームを試したりして記事に反映させるためでもある。また同時に、システムがフレッシュになったり、バックアップを必ず実行したりといった自衛の側面もある。
2024年は、メインのデスクトップPCを更新すべく成り行き見守っていた。AMDがRyzen 9000シリーズや第2世代X3Dを発売し、IntelもLunar LakeことCore Ultra 200Vシリーズをついに投入してきた。さらに今回はQualcommのSnapdragon搭載PC(ノートPCにはなるが)という、これまではあまり見かけない選択肢もあったりする。
そして、10月まではソケット形状を一新したCore Ultra 7 265Kあたりを買う気モリモリで待機していたのだが、その結果はワッパ爆上げ、現時点ではゲーム性能もパリッとせずの結果に、「ならばRyzenでもいいな」とTDP 105Wも設定可能になったRyzen 7 9700Xもありかと迷走の機運が高まってきた。
そんな状況にピリオドを打ってくれたのは、自ら「エキサイティングな発表が1週間続く」と断言して発表された一連のニュースだ。
もちろん、購入したのは「MacBook Pro」でも「iMac」でも値下げした「MacBook Air」でもない。一番手頃で小さいボディーの「Mac mini」だ。
価格はM4モデルが9万4800円(M4 Proモデルは21万8800円)からとiPhoneよりも安く、まさに手のひらサイズのデスクトップPCに生まれ変わった新型だ。Appleの新型は次の世代から買った方がいい、大きくアピールしている「Apple Intelligence」が日本に展開(2025年4月以降)された後の新モデルを買った方がいいというのは重々承知しているが、本田雅一さんの記事にもあるように、極めて良好な「ワッパ」と「高い性能」を両立させたM4チップを試してみたくなったというのが大きい。
標準構成のMac miniでもいいが、メモリかSSDは増設(どちらも+3万円)したいと考え、今回はSSDを2566GB→512GBにカスタマイズした12万4800円のモデル(MU9E3J/A)を手に入れた。
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