日本HPのブースでは、校務向けのノートPC/液晶一体型PCや超小型ワークステーション、同社が得意とするプリンタ製品、そしてPolyブランドのビデオバー/ヘッドセットなど、さまざまな製品が展示されていた。
16型モバイルワークステーション「HP ZBook Power 16inch G11 Mobile Workstation」は、Core Ultraプロセッサ(シリーズ1)を搭載しており、外部GPUとして「NVIDIA RTX 3000 Ada」を搭載する構成も用意している。
14型の「HP ZBook Firefly 14inch G11 Mobile Workstation」も、同じくCore Ultraプロセッサ(シリーズ1)を搭載しており、こちらは外部GPUとして「NVIDIA RTX 500 Ada」を搭載する構成も用意している。独立GPU搭載でも約1.5kgという軽量設計が特徴だ。
「HP Z2 Mini G9 Workstation」は超小型のデスクトップワークステーションで、別売りの「モニターマウントキット」を利用してディスプレイ背面にマウントすることも可能だ。
スタンダードな形状の「HP Z2 SFF G9 Workstation」は、省スペース性に優れたワークステーションで、「NVIDIA RTX A2000」搭載モデルも用意されている。
15.6型の「HP ZBook Power 16inch G11 Mobile Workstation」(左)と、14型の「HP ZBook Firefly 14inch G11 Mobile Workstation」(右)Polyブランドのビデオバーやヘッドセット、ビジネス向けのA3対応インクジェットプリンタ「HP OfficeJet Pro 9730」など、非PC製品の展示が多いのも印象的だった。
レノボ・ジャパンは、校務用の高性能ノートPCやワークステーション、Next GIGA向け学習用端末を展示していた。
校務用PCとして展示されていた15.3型の「ThinkPad X9 15 Gen 1 Aura Edition」と14型の「ThinkPad X1 Carbon Gen 13 Aura Edition」は、いずれもCore Ultra 200Vプロセッサを搭載したCopilot+ PCだ。ThinkPad X1 Carbon Gen 13 Aura Editionは1kgを切る軽量ボディーが魅力となる。
学習用端末として展示されていた11.6型「Lenovo 300w 2-in-1 Gen 5」「Lenovo 300w Yoga Gen 4」は、いずれもWindowsベースとなる。11.6型の「Lenovo 500e Chromebook Gen 4s」はChromebookだ。
高等専門学校(高専)や大学での研究開発用の端末として、デスクトップワークステーションも展示されていた。「ThinkStation P3 Tiny」は、体積わずか1Lの超小型ワークステーションで、外部GPUとして「NVIDIA RTX A400」の搭載も可能だ。
「ThinkStation P2」はコストパフォーマンス重視のモデルで、さまざまな用途に活用できるという。
マウスコンピューターのブースでは、校務や高専/大学生向けのノートPC、「教職員用ディスプレイ1人1台」を狙った液晶ディスプレイやNext GIGA向けChromebookが展示されていた。
14型の「DAIV R4」はCore i7-13620HとGeForce RTX 4050 Laptop GPU搭載のクリエイター向けノートPC、16型の「DAIV Z6」はCore i7-13700H/Core i9-13900HとGeForce RTX 4060/4070 Laptop GPUを搭載した高性能クリエイター向けノートPCである。昨今は、写真や動画の編集で学校でもハイスペックなPCのニーズが高まっているということで展示したようだ。
「DAIV FX」はタワー型のクリエイター向けデスクトップPCだ。CPUやグラフィックスカードはさまざま選択可能で、グラフィックスカードはNVIDIAのフラッグシップモデル「GeForce RTX 5090」を搭載することも可能だ。
Next GIGA向けの学習用端末としては「mouse Chromebook U1-DAU01GY-A」とWindowsベースの「MousePro T1-DAU01BK-A」を展示していた。いずれも11.6型だ。
校務用PCや高専/大学生向けPCとして展示されていた14型ノートPC「MousePro G4-I57U01BK-D」は、最軽量構成で約969gと持ち運びやすさが魅力だ。BTO(カスタマイズ)でLTE通信機能も内蔵可能だ。
15.6型ノートPC「MousePro L5-I5U01WT-A」は、最近では珍しくなったDVDスーパーマルチドライブを内蔵しているのがポイントとなる。教育機関では光学メディアを使う機会が少なからずあるようで、そのニーズに応えた格好だ。
マウスコンピューターは、「iiyama」ブランドで液晶ディスプレイの製造も手掛けている。そのこともあり、Next GIGAに併せて公表された「学校のICT環境整備3カ年計画」にある「業務用ディスプレイ1人1台」での導入を狙って、液晶ディスプレイも展示されていた。
VAIOはEDIX 東京 2025に出展していなかったが、富士通と同様にNEW EDUCATION EXPO 2025では出展していた。展示は教職員用に“全振り”で、同社の法人向けノートPC「VAIO Proシリーズ」と、14型として世界最軽量のモバイルディスプレイ「VAIO Vison+ 14P」をメインに展示していた。
VAIO Proでは、13.3/14型で軽量モデルを用意しており、VAIO Vison+ 14Pと組み合わせて「可搬性と利便性が高いレベルで両立している」とうたっていた。
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