ワコムが安い? 驚きの2025年を振り返り メモリ高騰におびえる2026年の「自作PC冬眠」と「次世代CPU」への期待:ある日のペン・ボード・ガジェット(2/3 ページ)

» 2026年02月12日 12時00分 公開
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期待したいIntelの逆襲と、タイミングの悪いメモリ価格高騰

 長らくAMD Ryzen推しをやっている身ですが、2026年はIntelの開発コード名「Panther Lake」こと「Core Ultra(シリーズ3)」と、Qualcommの「Snapdragon X2 Elite」に期待しています。

 特にPanther Lakeは、Apple MシリーズやSnapdragon Xシリーズに後れを取っていた「性能・静粛性・バッテリー持ちの全取り」を、やっとかなえてくれるCPUになりそうです。

 Panther Lakeは、もともと上位モデルはそれなりの高い価格になりそうなところ、最近のメモリ価格高騰もかぶってくるので、採用PCでは余計に割高感を上乗せする形て売らなければならなくなるおそれがあります。Intelはサーバ向け事業ではAIブームに乗れないことを長らく批判されていましたが、かたや消費者向けの自信作Panther LakeまでもがAIブームの煽りで出鼻をくじかれるようなことがあっては、さすがに気の毒です。

 メモリ価格の高騰以来、自作PCユーザーとしてもテンションが下がり気味です。ここでこんな事を書くのもどうかと思いますが、他に楽しいことはいくらでもあります。趣味のPCいじりはしばらく冬眠でもいいのかな、という思いは隠しようがありません。

急にリーズナブルになるワコム、目をこすって見直す我々

 メモリが高い? ならばワコム製品だ! というわけで。2025年は、「え……、ワコムなのにリーズナブル?」と思える製品がぞろぞろと出てくる年でした。

 以前はものすごく高いCintiq Proや、エントリー機のはずのWacom Oneがさほど安くないのを見て悲観していたものですが、一体何があったのでしょう。

 その中でもMovinkPad Pro 14は、描き味や性能に要求が高くなりがちな自分も満足できるレベルで、レビュー機が届く前に予約購入していました。

14型液タブ「MovinkPad Pro 14」 14型液タブ「MovinkPad Pro 14」。「ワコムでProモデルで一体型」なら30万円〜もありえると思い込んでいましたが、フタを開けたらその半額でした

 家には「Cintiq Pro」が常時稼働しているので、MovinkPadはそれほど使用頻度が高いわけではないです。それでも、画面の見やすさや描いた時のダイレクト感は、使うたびにしみじみと感じます。

 それもあって、先述のiPad AirとApple Pencil Proはある程度使い心地を確かめた後はお絵描き用途には使っていません。

ペンの性能向上に頼りづらくなる海外メーカー液タブ

 2025年は、HUIONやXPPenといった海外メーカーの液タブの描き味が良くなっているのも印象的でした。こう書くと、「それ毎年言ってない?」と思われそうですが、それまでは「(いくつか目をつぶれば)十分描ける」だったのが、ついに「不満を挙げろと言われましても」に近くなった、という感じでしょうか。

 海外メーカーは、安価なモデルにも惜しみなく最新世代のペンが提供されるのがメリットです。一方で、廉価モデルも上位モデルも、製品全体の仕様の妥当さ/仕上げの丁寧さ/完成度の面では隙があることが多いです。

 ペン性能や描き味の向上については、今後は大きくは感じづらくなっていくでしょうし、高速な製品リリースを見直してじっくりめに作るか、ワコムのように実験的なラインと堅実に作るラインを分けるべき時期なのかもしれませんね。

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