米Verizon Wirelessは6月10日(現地時間)、カシオ計算機製のEXILIM Phone「C721」を投入することを明らかにした。価格は、新規で2年契約を結んだ場合で279.99ドル(50ドルのメールインリベート適用後)。
EXILIM Phone C721は、光学3倍ズームレンズ付きの5.1Mピクセルカメラを搭載したカメラケータイであると同時に、北米向けのタフネスケータイ「G'zOne TYPE-S」などと同等の、MIL-STD-810Fに準拠したモデル。いわばEXILIMケータイとG'zOneシリーズの合わせ技のような端末となっている。
MIL-STD 810Fとは、米国防省が定める工業製品の環境耐性評価試験に関する規格で、IPX7等級の耐水性能を備えるほか、耐衝撃・防塵・防振・耐湿・耐塩害・耐日射性能を持つことを表す。
光学ズームレンズを搭載したEXILIMケータイは、国内では発売されておらず、C721ならではの特徴と言える。AFはシングルAFと9点AFに対応するほか、手ブレ補正や被写体ブレ補正もサポート。ベストショット機能、台形補正機能なども備え、LEDを2灯用いたモバイルライトも搭載するなど、EXILIMケータイの名に恥じないハイスペックを実現した。外部メモリーは最大8GバイトまでのmicroSDHCをサポートする。ただしメインディスプレイは2.3インチのQVGA(240×320ピクセル)とやや小ぶり。ボディはブラックとシャンパンゴールドの2トーンカラーだ。
通信方式はCDMA2000 1x EV-DO Rev.A。800MHzと2GHzのデュアルバンドに対応する。Bluetoothを搭載するほか、BREWやMMS、WAPが利用可能。Verizon Wirelessの契約者向けコンテンツサービス「Get It Now」や「V CAST Music」「V CAST Video」なども利用できる。
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