ソリッドアライアンスとプロモバイルのアプリケーションソフト共同開発レーベル「APPARE JAPAN」が11月10日にスタートした、iPhoneアプリクリエイターの育成機関開校を目標としたプロジェクト「寺子屋-青りんご-」。11月24日に開催された第3回の講義では、実際の開発がスタートしました。
今回までに受講生たちに与えられた課題は、「プログラムをする人が読んで意味が分かる企画書(設計書)を作る」こと。提出された中で完成度の高かった、コニシさんの簡易設計書を例に講義を進めていきました。
さて、突然ですがここで簡単に第0期生の紹介をいたします。今回は、社会人の4人です。
まずは企画書が高い評価を得たコニシさん。実はさまざまなな言語を駆使し、現在はユーザーインタフェースのデザインを専門としている一児のパパ。個人的にiPhoneアプリを開発したことはありながら、最後までモチベーションを維持できずに、どれも中途半端な状態になってしまっていたそうです。今回は、開発から販売までを経験するための参加となりました。
同じく家族を持つ2+10さんは、30代のフリーのデザイナー。デザインの講師として、Java ScriptやAction Scriptを教えています。それとPC歴=Mac歴というMac愛が相まって、iPhoneアプリ開発に興味を持ったとのこと。第0期生として兵庫から毎週通って参加しています。
第0期生唯一の女性メンバー、SUGARさんは、会社のiPhoneアプリ事業に携わっています。学生時代に研究していたインタラクティブアートとの共通点をiPhoneに感じ、個人的にも参考書を片手にSDKに触れてみたものの、文字の羅列に苦戦していました。多くの人に触れてもらえるようなアプリを世に出したいという思いで今回の参加となりました。
最年長となるTommyさんは、プログラミングの経験がありません。iPhoneの世界観に衝撃を受けて、自分でも作ってみたいと思い本を買ってみるも、低そうで高いハードルと感じたために、今回を絶好の機会と感じて参加しました。設計書作成では悪戦苦闘気味でしたが、期間中にアプリの完成を目指してその方法を考えています。
各受講生とも今回の講義を踏まえ、自分の企画を整理・修正し、仲間の良いところはドンドン取り込み、再度自分の企画書、設計書をブラッシュアップすることとなりました。開発が可能な状態になった受講生は、アプリとしての完成度を高めるための詳細な詰めに入ります。不足している要素がある受講生はその部分を含めて全体的な具体化を進めます。特に全体的に「音」に関する処理が不足していたようです。iPhoneアプリ開発を成功させるため、講師、受講生どちらもが白熱した講義となりました。
前回に続いて、今回も美人時計の早剛史氏に特別ゲストとして参加していただきました。講義後、講師と1人の受講生との3人で別途ミーティングが行なわれた模様。コラボレーションの話が早くも実現するのでしょうか!? 引き続き、ご期待ください。
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