携帯電話の故障・修理オプション加入率は約4割――MM総研調べ

» 2010年09月30日 19時50分 公開
[富永ジュン,ITmedia]

 MM総研が9月30日、携帯電話端末の故障・修理実態調査のまとめを発表した。

 端末の故障時などに補償が適用される、月額300円から500円程度のオプションサービスの加入状況は、ドコモの「ケータイ補償お届けサービス」が1万175人中3607人(35.4%)、au(KDDI)の「安心ケータイサポート」が6669人中2970人(44.5%)、ソフトバンクモバイルの「あんしん保証パック」が4962人中2365人(47.7%)。

Photo オプションサービスの加入状況(キャリア別)

 MM総研はこの調査で、端末価格の上昇と、買い換えの機会となりうる端末故障時にキャリアの保証・修理サービスなどを利用するケースが増加したことが、端末の買い換えサイクルの長期化につながっていると分析している。

 携帯電話が「故障したことがある」と回答したのは8405人(37.9%)で、うち5797人(69.0%)が「携帯電話ショップ(ドコモ/au/ソフトバンクショップなど)に持っていって修理・交換」を行った。残りは故障を機に端末を替えており、1248人(14.8%)が「3万円未満で新しい端末を購入(機種変更)」、789人(9.4%)が「3万円以上で新しい端末を購入(機種変更)」。以前の機種や中古の機種、家族や友人から購入もしくは無償でもらった機種へ変更したという回答もあった。

Photo 携帯電話端末の故障経験
Photo 携帯電話端末が故障したときの対応

 「携帯電話ショップ(ドコモ/au/ソフトバンクショップなど)に持っていって修理・交換」を行った5797人にどのような修理が行われたかをたずねたところ、2255人(38.9%)が「基盤の修理・交換」、1312人(22.6%)が「新品・リフレッシュ品に交換」、897人(15.5%)が「外像の修理・交換」となった。

Photo 携帯電話端末の修理内容

 修理・交換の際に支払った費用は、3962人(68.3%)が「無料」、284人(4.9%)が「3000円未満」、287人(5.0%)が「5000円未満」、609人(10.5%)が「1万円未満」と回答。無料を含めて約9割が1万円未満の支払いとなっている。

Photo 携帯電話の修理・交換費用

 今回の調査は、2010年6月15日から19日までの5日間、インターネットアンケートサービス「クロス・マーケティング」にモニター登録している、個人名義の携帯電話またはPHSを所有する15歳以上の男女2万2182人を対象にWEBアンケート方式で実施した。

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