エンジニアの井上恭輔氏と片山育美氏が、Android 2.3のNFC機能とAndroid端末「Nexus S」を利用した情報交換アプリ「taglet」を公開した。アプリは無料で提供しており、Android 2.3を搭載した端末で利用できる。
tagletは、おサイフケータイなどに採用されているFeliCaや、TASPOなどで使われているMIFAREなどから読み取ったタグに、任意のURLやショートメッセージ、twitter ID、電話番号、メールアドレスといった情報を関連付け、他のユーザーと共有できるようにするアプリ。登録されたタグ情報はすべてのtagletユーザーと共有され、tagletをインストールしたすべての端末で認識可能となる。
例えばSuicaにtwitter IDを登録しておくと、他のtagletユーザーとAndroid端末をタッチし合うだけでtwitter IDの交換ができるようになる。
電話番号やメールアドレスを関連付けた場合は、tagletがタグを認識するとダイヤラーやメーラーが起動する。なお、tagletアプリは常駐させる必要がなく、タグにタッチすると自動的にアプリが起動する仕組みとなっている。今後は、開発者向けにAPIの提供を予定している。
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