音楽はスマートフォンで――ポータブルオーディオプレーヤーからシフト傾向も:調査リポート

» 2011年05月26日 16時29分 公開
[ITmedia]

 カカクコムの調査で、音楽視聴に使う機器の主流が、ポータブルオーディオプレーヤーからスマートフォンにシフトしつつあることが分かった。

 同社が運営する買い物支援サイト「価格.com」の「MP3プレーヤー」へのアクセス推移を見ると、比較的順調に伸びていたポータブルオーディオプレーヤーの人気が2010年1月以降、急激に下落。2010年7月時点で、2008年のレベルにまで落ち込んだ。その後、アップルの「iPod」や、ソニーの「ウォークマン」などの新モデルが登場したことで、人気が一時盛り返したものの、2010年の年末は前年割れ。年明け以降はさらに人気が下落している。

 カカクコムはこの人気の下落について、製品の普及がひと段落したことと、音楽プレーヤー機能を持つスマートフォンへのシフトが進んだことが原因だと分析している。

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 一方、周辺機器市場は現在も活況を呈している。その代表がヘッドフォンで、価格.comの「ヘッドホン・イヤホン」カテゴリでここ3年間のアクセス推移を見ると、ほぼ右肩上がりの成長を示している。現在では、「ヘッドホン・イヤホン」カテゴリは、価格.comの家電カテゴリ全体の中でもベスト5に入るほどの人気だという。

 ヘッドフォンの人気は、ポータブルオーディオプレーヤーに加え、音楽プレーヤー機能を搭載したスマートフォンや携帯電話、ポータブルゲーム機のPSP、ニンテンドーDSの普及が後押ししていると考えられる。メーカー別に見ると、ソニーとオーディオテクニカが2強という形で人気を分け合っており、ビクター、ゼンハイザー、SHUREが後を追っている。

 ヘッドセットの人気も上昇しており、価格.comで「ヘッドセット」カテゴリが新設された2008年9月以降、アクセスは右肩上がりの成長を続けている。オーディオテクニカやソニーから、音質を追求したBluetoothヘッドセットが発売されると、音声通話と音楽鑑賞に対応する製品の人気が上昇。成長率でいえば、ヘッドセットカテゴリーはヘッドフォンを上回るほどの人気となっている。

 ポータブルオーディオプレーヤーは、その機能を搭載したスマートフォンに統合されつつあり、今後の主流はスマートフォンへと移行。ポータブルオーディオプレーヤー単体としての市場は次第に縮小へと向かうものと、同社では予測している。しかし、スマートフォンを含む音楽プレーヤー全体のユーザーは増加を続けており、周辺機器市場は今後も活況が続く見込みだ。

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