次は室内の作例。
蛍光灯下作例の構図で下側がややマヌケに空いているのは、前述の理由による。
最後に静止画以外の機能も試してみよう。
動画は160×120ピクセルと320×240ピクセルの2サイズで撮影でき、静止画と同様に縦/横の切り替えも可能。記録形式はWindows Mobile搭載端末らしく、WMVだ。ただしQVGAサイズで約7fpsと、最近のハイエンドケータイの動画撮影機能と比べると動きが粗い。
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動画撮影サンプル。実データは240×320ピクセルの縦長WMV動画。生データダウンロードはこちらから (このムービーをご利用いただくにはFLASHプラグイン(バージョン8以上)が必要です。ムービーはこちらからでも参照できます) |
さらにOCR機能付きの名刺リーダーやバーコードリーダーも搭載する。名刺リーダーはヒット率が意外に高く、読み取ったあとで連絡先に登録し、ちょっと編集すればOKだ。
Advanced/W-ZERO3[es]のカメラ画素数は130万画素のままだが、これはそれほどの問題ではないと思う。W-ZERO3のカメラ機能は高画素より、これで撮って写真ブログをその場で執筆するとか、サーバにそのままアップロードするとか、ビジネス用の画像メモとして使うとか……そんな用途で使うのに向いている。1番よく使うのはVGAサイズほどと考えると、高画素化よりも使い勝手や豊かな発色といった方向にまず力を入れるべきだからである。
なにより前モデルのW-ZERO3[es]と比べると、撮影機能がかなり作り替えられた。タッチパネルを生かしたり、画像の縦/横が選べるようになったほか、画質もやや安定するなど、よくなった点が多く、“カメラっぽく”なったといえる。ハイエンド端末のケータイカメラ機能と比べてしまうと性能面で足りないところは多いが、総じて実用性はかなり上がった。問題は「中心がずれる」など、使ってて腑に落ちない点がいくつかあるくらいか。
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