レビュー
» 2009年12月07日 19時39分 公開

メール、Twitter、音楽にビデオ――改めて「BlackBerry Bold」に注目する (2/3)

[坪山博貴,ITmedia]

 また大量にメールを受信する人には、指定日以前のメールをすべて既読にしてしまう機能も便利だ。この機能を使えば、未読メールは当日届いたメールのみ、といった形で通知も管理もできる。すべてのメールの一覧でもこの機能は有効で、複数のメールアカウントを活用していてももちろん使える。

 Gmailや、moperaUのようなIMAP4で接続するメールの場合、未読が一元管理できるので、BlackBerryで読んだメールはきちんと既読として処理される。PCで表示すると未読のままで、改めてもう一度メールを確認するといった2度手間も無くす事ができる。PCで確認する必要がある重要なメールは、未読のままにしておくことも簡単にできる。

PhotoPhoto 日付が表示されているバーの上でクリックするだけで、これより過去のメールをすべて既読にできる。メッセージの一覧でなら全メールアカウントに対して有効だ。メールの削除ではメールサーバに残すかどうかの選択も可能。とにかくメールの管理は柔軟だ

 アカウントの設定は極めて容易で、主要インターネットサービスプロバイダ(ISP)やフリーメールなどは、メールアカウントとパスワードを設定するだけで必要な手続きが完了。よくあるメールサーバの設定などは必要ない。これはRIMのサーバがアカウントから適切に自動設定を行うからで、例えばSSL接続が必要なGmailでも追加の設定は一切不要なだ。もちろん自動設定ができない場合には、メールサーバを個別に設定することも可能だ。

PhotoPhoto メールアカウントの追加画面で、メールアドレスとパスワードを入力するだけで、メール環境の設定が完了する。国内の主要ISPではメールサーバの設定などは不要で、サブミッションポートなどの設定も必要ない。とにかく簡単だ。メールの保管期間は最大6カ月まで選択可能。設定期間を過ぎれば端末からは削除されるので、適切に設定しておけば定期的に古いメールを削除する作業も不要だ。また本文は先頭から一部のみを取得する事で効率良く受信できる。一部を受信したメールは、閲覧時に全文取得することも簡単だ

 QWERTYキーボードの操作性にも触れておくと、両手親指でのタイピングが基本になるが、片手でも十分操作が可能だ。タッチパネルと違い、ハードキーなので誤入力も非常に少ない。ソフトウェアとの連携も優秀で、例えば電話番号の入力や電卓利用の場合には自動的に数字入力モードになり、URLやメールアドレスの入力時にはスペースキーを押すだけで適切に「@」「.」などが入力されるようになっている。

 メールで利用できるショートカットキーも代表的な機能は統一されており、例えばブラウザでも「T」でページ先頭、「B」でページ末尾が表示されるし、サードパーティのソフトでも同様の操作性が実現されていることは珍しくない。BlackBerryのQWERTYキーボードは、決して存在していることだけがメリットではないのだ。

プライベートユースでも魅力のマルチメディア機能

 ビジネス向けの印象が強いBlackBerryだが、BlackBerry Boldのマルチメディア機能は十分に強力だ。音楽ファイルはMP3/WMA/AAC(iTunes)と主要なコーデックをサポートし、動画ファイルもH.264(MP4)/MPEG4(DivX含む)/WMVをサポートしている。iPhoneやWindows Mobile機と比較しても、見劣りするどころか充実しているくらいだ。

 音楽に関してはiTunesとの連携が可能な点も注目したい。Windows上で動作する「BlackBerry MediaSync」を使うと、iTunes上の任意のプレイリストを同期させることが可能で、もちろん変換作業も発生しない。さすがにiTunesで購入した音楽は再生できないものの、インポートではなくきちんとした同期なので、楽曲の入れ替えに必要な時間も最小限で、アートワーク(ジャケット表示)にも対応している。また同様にWindows Media Playerのプレイリストとの同期もできる。単体の音楽プレイヤーですらiTunesとWindows Media Playerの両方をサポートする製品はあまりない。もちろんmicroSDメモリーカードに単にファイルコピーした音楽ファイルを再生することも可能だ。

Photo BlackBerry Media Syncの最新バージョン。iTunesで作成したプレイリスト単位で音楽の同期が可能だ。「トップ25」「最近追加した項目」といったiTunesが自動作成するプレイリストも同期できる。一覧でプレイリストの内容を確認することもできる
PhotoPhoto Windows Media Playerとの同期もサポート。WMAの再生にも対応しているので、同期時に変換作業などは発生しない。BlackBerry側の保存エリア(本体メモリ、もしくはMicroSDメモリーカード)は一定領域を予約しておくことで、すべてを音楽ファイルで使用してしまうのを防げる。ちなみに16GバイトのmicroSDHCメモリカードも問題なく使用できた

 動画はH.264はBase Lineのみとなるが、iPhone向けにエンコードした動画ファイルがそのまま再生できる。DivXやWMVは、SD解像度であればPC向けの動画ファイルをそのまま再生できるが、コマ落ちが発生しない目安となるビットレートは1Mbps程度だ。640×480ドットといった、ディスプレイ解像度より高解像度な動画ファイルも再生できる。

 プレーヤーはアーティスト、アルバム、ジャンル別などでの一覧が可能で、プレイリストの再生もサポート。再生の一時停止、再開は上端部、ボリューム調整は左側面のボタンで可能で、付属ケースに装着したままでも操作できる。イコライザも備え、イヤフォンの利用中にコネクタが抜けた場合には、再生が一時停止するといった機能もちゃんと備える。

PhotoPhoto 音楽はさまざまな方法で一覧が可能。MP3/AAC/WMAのタグ情報に対応している。部分一致での検索機能も利用できる
PhotoPhoto 音楽再生ではプレイヤーでアートワークも表示。トラックボールを使ってシーク操作もできる。動画再生でもプレーヤーの使い勝手はほぼ同じで、やはりシーク操作も可能。もちろんフルスクリーン表示に対応している

 もちろんA2DP/AVRCPによるBluetoothでの音楽再生もサポートしており、再生の開始、停止、曲送りなど操作関係もほぼサポート。ヘッドフォンの自動接続を許可しておけば、ヘッドフォンの電源を切って音楽再生を終了、ヘッドフォンの電源を入れて再生ボタンを操作して音楽再生を再開、といったスマートな使い方もできる。

 動画再生ではレジューム機能などは備えないものの、そもそもマルチタスクなので再生を停止して待受画面に戻れば別の操作が可能。再度プレーヤーを呼び出せば続きが再生できる。画面サイズが2.7インチとあまり大きくはないので、動画プレーヤーとしては少々力不足だが、横長画面なので手に持っての視聴は楽だ。

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