ソニーは2月26日、10.1型Androidタブレット「Xperia Tablet Z」のWi-Fiモデルを発表した。カラーバリエーションはブラック「SGP312JP/B」とホワイト「SGP312JP/W」の2種類を用意し、2013年4月13日に発売する。価格はオープン、実売価格は6万円前後の見込みだ。
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Xperia Tablet Zは、ソニーモバイルコミュニケーションズ製のAndroid 4.1搭載タブレット。2013年1月22日に発表されたドコモ販売モデル「SO-03E」からLTE/3G機能を省いたWi-Fiモデルで、ソニーマーケティングが販売を行う。
SO-03Eと比較して、Xi/FOMAハイスピード対応のLTE/3G機能、ワンセグやNOTTV、ドコモ純正アプリ、付属の卓上ホルダ、16GバイトのmicroSDカード、ヘッドセットを省いている。その一方で、SO-03EにはないACチャージャーとUSBケーブルが標準添付となる(クレードルをオプションで用意)。
それ以外の主な仕様は、SO-03Eと共通だ。解像度1920×1200ドット(WUXGA)の10.1型ワイド液晶ディスプレイを搭載し、IPX5/7の防水性能とIP5Xの防塵性能も備えていながら、6.9ミリ厚(最厚部で7.2ミリ)、約495グラムの薄型軽量ボディを実現した。10.1型以上の液晶を搭載するタブレットでは世界最薄、国内最軽量としている(2013年1月現在/同社調べ)。
前モデルの「Xperia Tablet S」や初代モデル「Sony Tablet S」は雑誌を折り返した形状がモチーフのボディデザインだったが、Xperia Tablet ZはAndroidスマートフォン「Xperia Z」と共通の「オムニバランスデザイン」を採用した。オムニ(Omni)とは全方位を意味し、シーン、使い方、持ち方を問わず、最適なバランスで使えるように、無駄を排したスリムでフラットな形状に仕上げている。
6プレート構造によって薄型ボディを実現しつつ、バックパネルに軽量強化グラスファイバーを採用して薄型軽量と剛性を両立し、電源ボタンはアルミ製、カメラリングはステンレス製とした。SO-03Eは側面のパーツが鏡面調仕上げで、増反射コート材に裏からブラックの印刷をしているが、SGP312JP/B・Wは増反射コート材を使わない光沢調仕上げとなっている。本体サイズは266(幅)×172(高さ)×6.9〜7.2(厚さ)ミリ、重量は約495グラムだ。
CPUはクアッドコアのQualcomm Snapdragon S4 Pro APQ8064(1.5GHz)、メモリは2Gバイト、ストレージは32Gバイト、プリインストールOSはAndroid 4.1だ。メインカメラは有効約810万画素、インカメラは有効約220万画素で、いずれも裏面照射型CMOSの「Exmor R for mobile」を採用する。6000mAhのバッテリーを内蔵し、駆動時間はWeb閲覧で約8.2時間だ。
通信機能はIEEE802.11a/b/g/nの無線LAN、Bluetooth 4.0を標準搭載。入出力はMHL対応のMicro USB、microSDカードスロット、ヘッドフォン出力、内蔵マイク、内蔵ステレオスピーカー、赤外線ポートを装備し、センサー類は、照度、ジャイロ、デジタルコンパス、加速度、GPS、NFC、FMラジオを備えている。NFCを対応機器にかざすと簡単に連携できる機能も持つ。
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