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» 2013年03月15日 13時20分 UPDATE

画像認識で危険を警告――後付け衝突防止補助システム「Mobileye C2-270」

ATTT/Mobile IT Asiaに出展したアイモバイルが、高価なレーダーなどを搭載しなくても、画像認識を応用した専用キットで衝突防止の警告を発することができる「Mobileye C2-270」を展示している。

[園部修,ITmedia]

 クルマのフロントガラスにカメラを取り付け、画像認識によって前方の車両や歩行者、バイク、車線などを検知し、衝突の危険が迫るとアイコンと音で警告を発する。そんな後付けの衝突防止補助システム「Mobileye C2-270」(モービルアイ)が東京ビッグサイトで開催中の第4回 国際自動車通信技術展(ATTT)/モバイルITアジア(MIA)の会場で展示されている。実際に動作する様子は映像で紹介しているが、車両に搭載するシステムの実機を確認できる。

Photo 世界的にMobileye C2-270の注目が高まっていると話すMobieye CEOのイサーク・リットマン(Isaac Litman)氏。Mobileyeは、2012年までの4年間で全世界で100万台を販売したが、2013年は1年で100万台を販売する勢いだと話す

 Mobileye C2-270は、Mobileyeが開発した独自の画像処理チップ「EyeQ2」を搭載した車載用デバイスで、モノクロCMOSカメラと画像処理ユニットを一体化したモジュール、電源および車両信号の変換機能を持つカーアダプター、警報ブザーの発報やアイコンによる警告表示を行う「アイウォッチ」ユニットで構成される。自家用の乗用車から業務用車両まで幅広い車に対応しており、低コストで後付けできるのが特長だ。

 おもな警告は、前方の車両やバイクとの車間距離と自社のスピードを計算し、衝突の危険が迫った場合に警報を出す「前方車両衝突警報」、昼間歩行者や自転車を検出し、衝突の危険が迫った場合に警報を出す「歩行者衝突警報」、運転者が意図しない車線変更に対して警告をする「車線逸脱警報」、前方の車両との車間距離が短くなったときに警報を発する「前方車間距離警報」、あらかじめ設定した仮想バンパーの範囲内にものが入ったときに警告する「低速時前方車両衝突警報」などを用意する。

Photo Mobileye C2-270を構成するユニット。

 すでに乗用車などに搭載されている衝突回避システムのように、車のブレーキを自動でかけたりする機能はない(日本の法制上できない)が、警告を発することで事故の防止や緩和、安全運転の習慣化ができるほか、事故費用を含む車両管理コストの削減、安全運転を心がけることに夜燃費の向上といった効果が期待できるという。

 なお毎月第3木曜日には、輸入販売総代理店と務めるアイモバイルが、購入検討者および代理店契約/特約店契約を検討している法人を対象に、無料試乗体験会も実施している。直近では3月21日、4月18日、5月16日にアイモバイル本社(渋谷区恵比寿西1-26-7)で開催予定だ。時間は確実とも14時から16時半までの2時間半で、Mobileye C2-270の説明を受けた後、Mobileye搭載車に実際に乗って機能を体験することが可能だ。申し込みはWebページの申し込みフォームから行える。

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