携帯各社、東北地方の大雨被害に伴う支援措置を実施

» 2013年08月14日 09時27分 公開
[田中聡,ITmedia]

 NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクモバイル、イー・アクセス、ウィルコムが、大雨の被害により災害救助法が適用された秋田県大館市、鹿角市、仙北市、岩手県岩手郡雫石町を対象とした支援措置を実施している。対象となるのは、契約者住所または請求書送付先住所が災害救助法適用地域内のユーザー。各社の支援措置は以下のとおり。

NTTドコモ

 対象地域のユーザーが携帯電話などの利用料金を窓口で支払っている場合、8月請求分(7月利用分)の支払期限を9月30日まで延期する。8月10日から9月30日までの期間、対象地域のユーザーに対して、破損・故障した携帯電話機の故障修理代金を一部減額などする。自治体から要請があれば、携帯電話や充電器などを貸し出す。

KDDI

 被災したユーザーが自宅から避難するなどの理由でau one net ADSLの固定通信サービスをまったく利用できなかった場合、ユーザーからの申告により、その期間の月額基本料や付加サービス利用料を減額する。被災したユーザーが携帯電話や固定通信の利用料金を窓口で支払っている場合、8月請求分(7月利用分)の支払期限を9月30日まで延期する。

 請求書送付先が災害救助法適用地域のユーザー対して、通信料金などの支援措置を行う。あわせて、8月10日から9月30日の期間、東北全域(青森県、秋田県、山形県、岩手県、宮城県、福島県)のauショップとPiPitにて、今回の災害で破損・故障した携帯電話機の修理費用を一部軽減する。災害対策本部と公的機関等の団体から要請があった場合、携帯電話や充電器などを貸し出す。

ソフトバンクモバイル

 被災したユーザーが携帯電話の利用料金を窓口で支払っている場合、7月利用分(支払期日が8月6日、8月16日、8月26日)の支払期限を請求書記載の日付から1カ月延長する。今回の災害で破損、水漏れ、紛失によりソフトバンク携帯電話機の交換を希望する場合、交換費用を一部機種は無償で、その他の機種は一部減免する。秋田県のソフトバンクショップで8月10日から、岩手県のソフトバンクショップで8月12日から受け付けている。また、公的機関やNPO法人などの団体から要請があった場合、携帯電話や充電器などを貸し出す。

イー・アクセス

 被災したユーザーが窓口で料金を支払っている場合、8月請求分(7月利用分)の支払期限を、請求書記載の日付から1カ月延長する。8月9日から31日までの期間、大雨などで破損、故障したイー・モバイルの携帯電話、データカード、ADSLモデムの修理費用を一部減免する。

ウィルコム

 被災したユーザーが窓口で料金を支払っている場合、7月利用分(支払期日が8月26日)を支払期日から1カ月延長する。公的機関やNPO法人などの団体からの要請により、ウィルコムの電話機や充電器などを無償で貸し出す。

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