韓国版おサイフケータイともいえる「モバイル Cashbee」が利用できるようになったタイミングに合わせて、「仕事のために」ソウルを旅行……、いや、ソウルで検証作業を行ってきた。
モバイルCashbeeは、インターネットに接続している状態であれば、利用状況や追加のチャージもできる。もちろん、モバイルCashbeeに限らず、海外でもモバイルデバイスでインターネットにアクセスできれば、オンラインマップやSNSの利用など、慣れない土地での機動力は一気に高くなる。
海外でモバイルデバイスを使ってインターネットにアクセスする方法としては、・現地のプリペイドSIMを購入してSIMロックフリーのデバイスに組み込む、・日本から旅行先で使えるモバイルルータをレンタルして持っていく、・日本の移動体通信事業者が提供している定額のデータ通信国際ローミングサービスを利用する、がある。
コストだけを考えると現地のプリペイドSIMが最も安価で利用できるが、現地でSIMを購入するまではデータ通信が利用できない。到着してすぐ使えるのは、モバイルルータのレンタルか国際ローミングの定額プランだ。NTTドコモが2013年12月2日から開始した「海外1dayパケ」なら、現地に到着して専用アプリで利用開始してから24時間だけ定額パケット通信が利用できる。今回のモバイルCashbeeの現地検証作業でも、この「海外1dayパケ」サービスを利用してみることにした。
海外1dayパケは事前申し込みが必要だ。dメニューアプリから申し込み設定が行える。申請が終わると自動で専用アプリをダウンロードし、海外1dayパケを利用する準備が整う。
このアプリは、現在どのエリアにユーザーがいるのかを認識して、サービス対応地域に移動すると「利用開始」ボタンが出現してサービス開始のタイミングを明示的に指定できる。
韓国で利用する海外1dayパケは、1日30Mバイトのデータ通信を980円から(この金額は対応地域によって異なる)利用できる。データ通信で使った容量などの利用状況が逐次確認できるほか、24時間経過すると自動で切断して再度「利用開始」ボタンを押すまではサービスを停止する。
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