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» 2014年04月02日 20時55分 UPDATE

到着した空港で使いたいあなたに勧めていいものかどうか:GIG SkyのSIMを欧州で使ってきた (1/2)

すぐ使える安心、微妙なフリー容量、もどかしい料金設定。

[長浜和也,ITmedia]

日本で買えて海外で使えるプリペイドSIM

kn_gigsky_01.jpg GIG Skyが提供するプリペイドSIM。SIM購入代金は2480円

 日本から海外にいって携帯デバイスを使ってデータ通信やインターネットにアクセスする場合、コスト的に最も有利なのは現地でプリペイドSIMを購入することだ。ただ、この方法では、現地でSIMを購入するまでネットワークにアクセスできない。せめて飛行機が現地の空港に到着して(ネットワークが完備している)ホテルの部屋までのつなぎだけでもいいので、使える手段が欲しい。

 その目的にちょうど合いそうなのが、日本でも2014年1月31日からフロンティアファクトリーで取り扱いが始まった「GIG Sky」だ。GIG SkyのWebページ、または、Android、iOSのアプリからプリペイドSIMを購入してSIMロックフリーのモバイルデバイスに組み込むと、海外で利用できる料金プランを選択すればすぐにインターネットに接続して3Gによるデータ通信ができる。なお、対応する通信方式はGSM/W-CDMA方式で、KDDIが対応するCDMA2000は利用できない。また、LTEは対応していない。さらに、データ通信限定で音声通話はVoIP対応アプリを使うしかない。

 SIMパッケージの購入価格は2480円だが、レビューを投稿することに同意すれば、1980円でも購入可能だ(ただし、これは期間限定のキャンペーンという扱いになっている)。付属するSIM規格によって、パッケージは「Nano SIM」版と「Mini/Micro SIM」版に分かれるが、パッケージ購入価格と利用できる料金プランは同じだ。

 GIG Skyが使える国は、世界約100カ国に上る。そのリストは、GIG SkyのWebページで確認できる。対応していないのはブラジルを除く南米や中央アメリカ、一部を除くアフリカ大陸、中近東、中央アジアなど。北米、欧州、アジアは多くの国と地域で利用できるが、ベトナム、タイ、インドネシア、そして、意外にも台湾で使えない。

kn_gigsky_02.jpg 成田空港の登場待ち時間でアカウントを作ってアクティベーションもできた

 GIG SkyのWebページにある説明では、「3ステップですぐ使える」とあるが、SIMを購入したら、ユーザーはアカウントを作成して、それから、購入したSIMを自分でアクティベートする必要がある。これは、GIG SkyのWebページに用意している専用フォームから可能だ。アカウントは氏名と連絡用とIDとして使うメールアドレス、GIG Skyで使うパスワード、登録した国を入力すればいい。SIMのアクティベートもSIMプレートに刻印しているアクティベートコードと任意でつける名称を入力すればいい。ネットワークにつながっていれば、作業時間としては15分もかからない。自分の場合は、成田空港の搭乗ゲートに到着してから作業を始めて搭乗前にすべて終わることができた。時間にして15分。

 ここまでくれば、後は、GIG Skyが送ってきたSIMをSIMロックフリーデバイスに組み込んで、現地に到着すれば、GIG Skyと連携しているキャリアの電波をとらえてくれる。が、ここで注意したいのが、モバイルデバイス側の設定だ。

 まず、アクセスポイントで「openroamer.com」と指定する。これを設定しておけば、どこの国でも同じアクセスポイント設定でいい。世界各国を訪れるユーザーには、国ごとに購入するプリペイドSIMによって設定を変えなくて済むので手間がかからない。

 注意したいのは、もう1つの設定だ。GIG Skyを利用する場合、「データローミング」を有効にしておく必要がある。通常、この設定は無効にしていることが多く、かつ、(自分の少ない経験で申し訳ないが)海外で購入したプリペイドSIMを使ってデータ通信を行う場合も、ほとんどの場合有効にしなくても済む。普段変更しない設定項目(そして、下手に有効にすると上限なしに課金が発生しかねないとっても危険)なだけに、忘れやすい。

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