デジタル化が進んでいるとはいえ、紙の手帳やノートを愛用している人はまだまだ多い。手帳ならスケジュールを管理するだけでなく、日記としても使えるし、ノートならさまざまなアイデアを自由に書き留めることができる。そこでイチオシなのが、カンミ堂の「ピコットフセン」(436円)だ。
この付箋にはQRコードがついている。手帳やノートなどで写真をリンクさせたい箇所にこれを貼り、専用アプリ「picotto fusen」(無料)を起動して、QRコードを読み込む。次に、スマホのアルバム内からリンクしたい写真を選択して登録すれば準備は完了。再度、QRコードをアプリで読み込むと、リンク付けした写真がスマホ上に表示される。
例えば、旅行の予定にはそのときに撮った写真を登録したり、打ち合わせ時には資料の写真を登録したりするといい。写真をリンクさせることで、手帳やノートの内容をより充実させることができる。
ミーティング中に書いたメモをあとから見直したときに、「詳細な内容が思い出せない」というときがある。また、会議の議事録を作成する際、メモとICレコーダーを併用しているものの、メモのどの部分でどの話をしているかが分からなくなることがあるかもしれない。そんな悩みを解決してくれるのが、ソースネクストの「Livescribe wifi スマートペン 」だ。
これまで紹介した製品とは異なり、価格は2Gバイトモデルで1万8640円(eSHOP価格)と高額だが、かなり高機能なアイテムといえる。ペンにモノラル録音用のマイクが埋め込まれており、専用ノートのスタートボタンをペン先でタッチすると、音声とメモを同時に記録してくれる。
さらに、本体にWi-Fi機能を搭載しており、記録したメモと音声をワイヤレスかつ自動でEvernoteにアップロードできる。Wi-Fiに接続できない場所でもメモした内容は記録され、次回同期時にデータがEvernote上に保存される。
Evernote上にはWeb上で再生できる「ペンキャスト」という形式で保存されており、音声を最初から再生できるだけでなく、手書きメモの特定の文字をクリックすると、そのメモを書いていた時点から音声を再生できる。画面上で自分が書いたメモが再生される様子は見ているだけでも面白い。このデータはPCだけでなくスマホからも確認できる。2Gバイトモデルでは、約2万ページのノート記録や約200時間のオーディオ録音に対応。音声を使わずにデジタルメモを保存するためのアイテムとしても役立つだろう。
なお、バッテリーは本体に内蔵されており、Wi-Fiに接続した状態なら4時間、接続していない状態なら11時間のスタミナ仕様だ。充電は付属のMicro USBケーブルで行う。
専用ノートには薄い色で小さなマイクロドットのパターンが印刷されており、ペンに搭載されたセンサーがこのパターンを認識して、書き込み位置を正確に記録している。ペン本体には操作ボタンがなく、設定などはノート上のコマンドをペン先でタッチして行うのがやや面倒だが、一度設定してしまえば複雑な操作は必要ない。
50ページのノートが1冊同梱されており、A5ノート4冊パックは2041円で、1冊あたり約500円。デジタル化に対応したほかのノートに比べれば割高なものの、1ページずつスマホでスキャンする必要がなく、勝手にEvernoteに同期してくれることを考えれば高い買い物ではないかもしれない。
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