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» 2014年05月16日 10時00分 UPDATE

「アンテナ喫茶」座談会(4):「初対面でLINE教えて、はビミョー」――女子は「LINE」に何を思う?

当たり前のように「LINE」を使うという10代後半〜20代前半の女子6人。普段LINEを使っていると誰もが必ず通るであろう「あるある」ネタについて聞いてみた。

[村上万純,ITmedia]

 現役女子高生、女子大生、1年目社会人というイマドキな女子6人にスマートフォンの使い方を聞くインタビュー連載「アンテナ喫茶」。第1回では「家族とLINE」、第2回では「友だちとLINE」、第3回では「スマホと校則」をテーマに話を聞いた。

 第4回では、LINEユーザーにとっては思わずうなずく定番ネタから少々マニアック(?)なものまで、普段LINEを使う中で感じていることを話してもらった。彼女たちの話に「あるある〜」と同意できれば、女子高生や女子大生たちともきっと話が合う……かもしれない。

 女子高生や女子大生のスマホ事情については、以下の記事も参考にしてほしい。

photo 左から、古川さん、丹下さん、中谷さん、中村さん、百武さん、庭野さん

「マッハで連絡したいときはLINE」

 6人全員が最も頻繁に利用するアプリとしてLINEを挙げているが、その理由は満場一致で「リアルタイムに連絡が取れるところ」ということだった。

 「マッハで連絡をしたいときはLINE」(丹下さん)と話す彼女たちにとって、「Facebook Messengerは重い」(中村さん)のだという。会社の上司もLINE友だちという丹下さんは、「朝に緊急で連絡があるときなどはLINEを使います。メールだと遅いですし、既読が付けば確認していることが分かるので便利です」と話す。また、「テキストだけだと伝わりにくい微妙なニュアンスが、LINEスタンプだと伝わると感じます」(中谷さん)という意見も。連絡手段として、またコミュニケーションツールとしてLINEをさまざまなシーンで活用しているようだ。

「ごめん見てなかった!」ができない

photo 「LINEは、もっと相手が見えるようになると使いやすい」と話す中村さん

 だが、リアルタイムにコミュニケーションが取れるからこその悩みもある。LINEの「既読」機能は、「KS(既読スルー)」という言葉が生まれるほど若者にとっては重要な存在となっている。

 「ごめん、見てなかった! で済まされないのがちょっと……」と話す中谷さんは、1対1のやり取りでは既読機能は不要という考えだ。一方で、グループトークではメッセージを既読した人数のみが表示されるため、連絡事項を全員が確認したかどうか分かって便利だという声もある。

 彼女たちの既読に対する意識は高く、既読が付かないようわざと遅くメッセージを確認するという高度な心理戦(?)も行われているとのこと。LINEアプリを起動していない場合はポップアップウィンドウをホーム画面に表示させることができるが、「メッセージが長いと『…』と表示され、全文が見えないんです。そうなると内容が気になって確認せざるを得ないんですよ」と中村さんは説明する。

 こういった相手との駆け引きが生じる背景には、「相手の状態が見えにくい」(中村さん)というLINEの仕様が関係しているようだ。LINEではFacebook MessengerやSkypeのように相手がメッセージを入力していることをリアルタイムで表す機能が付いていない。今相手が返事を書いているのか、それとも既読にしたまま放置しているのかなどが分からないため、しばしばメッセージが行き違うこともある。

 それでは、「入力中」を表す機能があった方がいいのか尋ねたところ、「でも、入力中だったのにメッセージが来ないと、『何を悩んでるんだろう、どうしたんだろう?』と逆に気になります」(中村さん)という。その相手が恋人だったら……乙女心はなかなか複雑だ。入力中であるのが分かる機能や既読機能について、「自分で切り替えられるといい」という意見が大半を占めた。また、「既読機能がなければLINEという仕組みが成立しない」(古川さん)という最もな意見も。よく使うアプリだからこそ、思うことも多いようだ。

「Facebookは公、LINEは俗」「LINE ID教えて、はビミョー」

 座談会の中では、LINEとの比較対象としてしばしばFacebookが登場した。庭野さんによると、「Facebookはオフィシャルなことを投稿するところで、LINEは俗っぽい話をするところ。使い分けてます」ということだ。例えば写真をアップロードする際も、ちょっと身近な人に共有したい場合はLINEで、多くの写真をアルバムにしてしっかり見せたいときはFacebookなのだという。

 また、「初対面でLINE ID教えてはビミョー」(庭野さん)という発言にはほぼ全員が同意。LINEは親密な相手との気楽なコミュニケーションツールであるため、初対面の人やあまり仲良くない相手とLINE友だちになることは心理的なハードルが高いのだという。「初対面でLINE IDは教えないけど、友だちに聞かれると仲良くなれた感じがしてうれしい」と中村さんは話す。

 一方で、ワンクリックで友だちの申請と承認が行えるFacebookについては、「LINEよりも気楽につながれる」(丹下さん)という意見も。就職活動にFacebookを使ったり、会社の上司や取引先などとつながったりしている人にとっては、「Facebookは見られても大丈夫なことしか書かない場所」(丹下さん)。まだ高校生である中谷さんと中村さんは、「個人情報が載っているFacebookに顔の知らない友だちが増えていくことは少し怖いと感じている」ということだ。


 そのほか、フロー型でメッセージが流れていくLINEに仕様について「過去のやり取りをさかのぼれる機能がほしい」「全文検索できるようにしてほしい」などの声が挙がった。メッセージの保存性や検索性などは従来のキャリアメールの方が便利だと感じることも多いようだ。次回のテーマは「SNSと恋愛」。SNSをめぐる恋愛のトラブル(?)について生の声をお届けしたい。

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