テキスト媒体には弱点があります。それは、文字を読んだだけでは単語の読みや発音が分からないことです。特にモバイル業界では専門用語が多いので、通信網を使った音声通話規格である「VoIP」なども、「ぼいぷ?」「ぶいおーあいぴー?」など、読み方に疑問は募るばかりです。NTTドコモがLTE網を用いた新しい音声通話サービス「VoLTE」の提供を開始しましたが、みなさんはこの読み方と正しい発音が分かりますか?
VoLTEはVoice over LTEの略称です。ドコモの発表会では「ボルテ」と呼ばれていましたが、KDDIの用語集のページでは、読み方は「ぶいおーえるてぃーいー」と書かれています。「ぼいすおーばーえるてぃーいー」と読んでも間違いではないでしょう。
VoLTE関連の記事に対するSNSの反応を見ていても、ボルテの発音に関する疑問が散見されました。ここは白黒ハッキリつけねばならぬと思い、ドコモに直接聞いてみました。そこでのやり取りは以下の通りです。
村上 VoLTEの読み方は、ボルテで合っていますか?
ドコモ広報 はい。
村上 ちなみにボルテの発音は、「ボルテ↑」ですか、「ボルテ↓」ですか。
ドコモ広報 下がり調子で「ボルテ↓」です。社内ではそうなっています。
つまり、VoLTEの読み方はボルテで、「ホタテ」ではなく「フォルテ」と同じ発音だということ。ボルテの発音でモヤモヤしていた読者諸氏もドコモの公式見解を聞いて少しはスッキリしていただけたでしょうか。KDDIやソフトバンクモバイルなどの他キャリアもVoLTEのサービスを開始したら、ぜひ公式見解を聞いてみたいところです。
こうなると、気になるのはNHKのニュースでVoLTEがどう発音されているかということ。興味のある読者はその耳で確かめてみてほしい。
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