「Xperia Z2 SO-03F」を“Walkman”として使ってみて感じたこと「Xperia Z2 SO-03F」ロードテスト 第4回(1/2 ページ)

» 2014年07月29日 00時00分 公開
[田中聡,ITmedia]
photo 「Xperia Z2 SO-03F」

 ソニーモバイルコミュニケーションズ製のスマートフォン「Xperia Z2 SO-03F」は、フロントステレオスピーカーを搭載して、デジタルノイズキャンセリングにも対応するなど、音楽機能が大きく進化している。筆者はこれまで、外出先では本家Walkmanを使っていたが、ここ1カ月ほどはXperia Z2がポータブルオーディオプレーヤーとして活躍している。Xperia Z2の「WALKMAN」アプリと、本家Walkmanとの使用感の比較を交えつつ、そこで感じたことをまとめていきたい。なお、イヤフォンは後述する「NW-A847」に付属しているものを使っている。

デジタルノイズキャンセリングの対応がとても大きい

 筆者が使っているWalkmanは、2009年に発売された「NW-A847」(64Gバイト)。5年近く前のモデルだが、47.4(幅)×104.9(高さ)×7.7(奥行き)/重量約62グラムという小型軽量ボディと64Gバイトの大容量メモリ、デジタルノイズキャンセリングやフルデジタルアンプ「S-Master」といった音質面に魅力を感じて使い続けている。一言で言うと「小型で高音質」であることに尽きる。Android搭載Walkman「NW-Z1000」に手を出したこともあったが、いかんせんサイズが大きすぎて使うのをやめてしまった。NW-A847が含まれる「A」シリーズのWalkmanが姿を消してしまったことに寂しさを感じている。

photo Xperia Z2(左)とNW-A847(右)。NW-A847の方がはるかに小さくて軽い

 NW-A847は胸ポケットにも入るし、カバンに入れてもほとんどかさばらないのもイイ。このNW-A847を上回るメリットをスマホからは感じられなかったのだが、「Xperia Z2だったらアリかも!」と思えるようになってきた。特に大きかったのが「音質」だ。ClearAudio+とデジタルノイズキャンセリングを有効にした音質はNW-A847と比べても遜色がなく、外出先でも満足して使えている。

 同じ曲をNW-A847(イコライザ・サラウンドはオフ、高音域補完・クリアステレオ・ダイナミックノーマライザはオン)とXperia Z2(ClearAudio+オン)で聞き比べたところ、重低音はNW-A847の方が効いていてXperia Z2の方がやや迫力に欠ける印象もあるが、騒音の多い移動中ならほとんど差は感じない。「S-Master」を搭載していないXperia Z2でも十分満足できる音質だと感じた。

photophoto ノイズキャンセリングの対応イヤフォンを装着すると、通知バーに「ノイズキャンセル」の設定が表れる(写真=左)。電車・バス、航空機、室内からノイズ環境設定ができる(写真=右)

 NW-A847に付属のイヤフォンをXperia Z2でも使えることも、Xperia Z2への移行を後押ししてくれた。先日、NW-A847に付属のイヤフォンを会社に置き忘れてしまい、やむを得ずノイズキャンセリング非対応の(昔のXperiaに付属していた)イヤフォンを使ってXperia Z2で音楽を聴いたのだが、ボリュームを最大近くまで上げないと周囲の雑音が気になるし、音質もいまひとつで、ここまで違うものなのかと思った。L.A.リード氏が認めた音質は、ダテじゃなかったというわけだ。

 ちなみに、Xperia Z2は前面にステレオスピーカーを搭載しており、内蔵スピーカーの音質も従来モデルよりアップしている。気晴らしに1、2曲聴くくらいならXperia Z2単体でも十分なのだが、筆者はソニーのNFC内蔵ワイヤレススピーカー「SRS-BTM8」を持っているので、自宅ではこちらのスピーカーでXperia Z2から音楽やラジオを聴いている。現状、Xperia Z2 1台で自宅と外出先、両方の音楽ライフをカバーできている。

スマホの通知を逃さなくなった

 これは当たり前の話ではあるが、Xperia Z2をポータブルオーディオプレーヤーとして使うことで、Walkmanとスマホを1台で完結できるようになったので、電車の中などで2つのデバイス(スマホとWalkman)をいじる煩雑さがなくなった。

 WALKMANアプリで音楽を聴きながら歩いているときでも、SNSの通知や新着メール、そして着信音がイヤフォンから聞こえるので、通知にいち早く気付き、着信を逃すことも減った。SNSの通知や新着メールの受信などがあると、再生中の音楽のボリュームがだんだん小さくなって、通知音が鳴るのもスマートだ。

Walkmanにはないデメリットは……それほど気にならない

 WalkmanにはないXperia Z2のデメリットは、当然ながらサイズが大きいこと。Xperia Z2はシャツの胸ポケットには入らない(入っても重くて違和感がある)ので、ズボンのポケットに入れながら移動することになるが、慣れればそれほど違和感は覚えなくなった。

 Xperia Z2には音楽操作用の物理キーがないので、曲の一時停止やスキップなどをするには、画面を点灯させる必要があるが、音楽再生中のロック画面には、ジャケット写真と、再生・一時停止、早送り・巻き戻し、スキップができる操作パネルが表示されるので、それほど煩わしさは感じない。NW-A847も操作しないときは(誤操作防止のために)HOLDスイッチを有効にしているので、音楽の操作をするにはいったんHOLDを解除しないといけない。なので音楽操作に要するステップはそれほど変わらない。

 Xperia Z2でプレイリストやアーティストなどを変更するには、ロックを解除してWALKMANアプリを立ち上げる必要があるが、慣れればそれほど面倒には感じない。

photophotophoto WALKMANアプリの音楽再生画面。ジャケット写真によって背景の色が変わる(写真=左)。ロック画面にも操作パネルが表れる(写真=中)。通知バーからも音楽の操作ができる(写真=右)

操作面でWALKMANアプリの方が優れているポイント

 音楽プレーヤーとしての操作性は、NW-A847よりもWALKMANアプリの方が優れていると感じる部分が多い。まず、WALKMANアプリのプレイリストが充実しているところ。「スマートプレイリスト」と「マイプレイリスト」という2種類のプレイリストがあり、スマートプレイリストでは時間帯やテーマに合わせた曲をピックアップしてくれる「おまかせチャンネル」、お気に入りボタンを押した曲だけを集めた「WALKMANお気に入り」、文字通りの「最近再生した曲」と「再生回数トップ」、ダウンロードやPCから追加したばかりの「新規追加」を用意。これらのプレイリストは一部のWalkmanも搭載しているが、NW-A847では残念ながら、いずれも利用できない。

 マイプレイリストでは、任意の曲を集めた自分だけのプレイリストを作成できる。NW-A847でプレイリストを作成するには、PCソフト「x-アプリ」で操作をして転送する必要があり、非常に面倒だった。

photophoto プレイリストには「スマートプレイリスト」と「マイプレイリスト」の2種類を用意(写真=左)。気分に合わせた楽曲を自動でチョイスしてくれる「おまかせチャンネル」(写真=右)
photophoto 再生中の曲をプレイリストに追加したり(写真=左)、プレイリスト一覧からプレイリストを作成したりできる(写真=右)

 WALKMANアプリは、タッチパネルを生かして、画面上のバーを使って再生位置を調整できる。音楽を聴いているときに、誤ってスキップをしてしまい、その曲を再生し直すときに、最初から聞き直すのはちょっと煩わしい。NW-A847はキーの長押しで早送りをするしかないが、WALKMANアプリなら再生位置を柔軟に調整できて便利だ。

photo 画面下部のバーから再生位置を調整できる
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