フレームレス構造のディスプレイを「CRYSTAL DISPLAY」と銘打っているのに加え、サウンド面は「CRYSTAL SOUND」と銘打ち、音楽面も注目ポイントの1つとなっている。
AQUOS CRYSTALにはHarman社のサウンドエフェクトエンジンを搭載しており、音楽データを圧縮する際に失われた音の情報を復元する「Clari-Fi(クラリファイ)」によって、高音質なサウンドを楽しめる。「Clari-Fi ビジュアライザー」をオンにすれば、復元されたサウンドの様子が見えるようになる。このClari-Fiは、HTCのグローバルモデル「HTC One(M8)」も搭載しているが、説明員によると、オンとオフを切り替えられるのはAQUOS CRYSTALが初めてとのこと。
Harman社独自のデジタル信号処理技術により、音に広がりを持たせて臨場感あるサウンドを楽しめる「LiveStage」も設定できる(初期状態ではオフになっている)。なお、Clari-FiとLiveStageは、イヤフォンや外部スピーカーをケーブルやBluetoothで接続したときのみ効果を発揮する。
AQUOS CRYSTALの内蔵スピーカーでは上記のリッチな音楽体験は得られないが、ワイヤレススピーカーシステム「Harman Kardon ONYX STUDIO(ハーマンカードン オニキス スタジオ)」が同梱されるので、自宅でもHarmanのサウンドエフェクトエンジンの高音質で音楽を聴ける。なお、Harman Kardon ONYX STUDIOはAQUOS CRYSTAL Xには同梱されない予定とのこと。
ディスプレイ解像度はフルHDではなくHD(720×1280ピクセル)、カメラは800万画素CMOS、304SHに搭載していた一部のカメラ機能は非搭載、メインメモリは1.5Gバイト、グリップマジック、防水、ワンセグ/フルセグ、FeliCa/NFC、赤外線通信には対応しないなど、304SHに比べるとスペックは抑えめだ。その分、新規契約やMNPなら実質0円とするなど、価格は抑えられる見込み(一括価格は未定)。
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