写真で解説する「AQUOS CRYSTAL」2つの“クリスタル”とは?(2/2 ページ)

» 2014年08月18日 19時20分 公開
[田中聡,ITmedia]
前のページへ 1|2       

 フレームレス構造のディスプレイを「CRYSTAL DISPLAY」と銘打っているのに加え、サウンド面は「CRYSTAL SOUND」と銘打ち、音楽面も注目ポイントの1つとなっている。

 AQUOS CRYSTALにはHarman社のサウンドエフェクトエンジンを搭載しており、音楽データを圧縮する際に失われた音の情報を復元する「Clari-Fi(クラリファイ)」によって、高音質なサウンドを楽しめる。「Clari-Fi ビジュアライザー」をオンにすれば、復元されたサウンドの様子が見えるようになる。このClari-Fiは、HTCのグローバルモデル「HTC One(M8)」も搭載しているが、説明員によると、オンとオフを切り替えられるのはAQUOS CRYSTALが初めてとのこと。

 Harman社独自のデジタル信号処理技術により、音に広がりを持たせて臨場感あるサウンドを楽しめる「LiveStage」も設定できる(初期状態ではオフになっている)。なお、Clari-FiとLiveStageは、イヤフォンや外部スピーカーをケーブルやBluetoothで接続したときのみ効果を発揮する。

photophotophoto 「設定」や「ミュージック」アプリから、harman/kardon audioの「Clari-Fi」や「Clari-Fi ビジュアライザー」の設定ができる
photophotophoto Clari-Fi ビジュアライザーをオンにすると、圧縮時に失われた音域が視覚的に分かる。音楽再生中にほかに画面に移動しても、ビジュアライザーが表示されるほか、その場でオン/オフを切り替えられる

 AQUOS CRYSTALの内蔵スピーカーでは上記のリッチな音楽体験は得られないが、ワイヤレススピーカーシステム「Harman Kardon ONYX STUDIO(ハーマンカードン オニキス スタジオ)」が同梱されるので、自宅でもHarmanのサウンドエフェクトエンジンの高音質で音楽を聴ける。なお、Harman Kardon ONYX STUDIOはAQUOS CRYSTAL Xには同梱されない予定とのこと。

photophoto ワイヤレススピーカーシステム「Harman Kardon ONYX STUDIO」が同梱される。写真からも分かるように、かなり大きい(写真=左)。Sprint、Virgin Mobile、Boost Mobileで発売されるAQUOS CRYSTALのパッケージ(写真=右)
photo SoftBank SELECTIONから、AQUOS CRYSTAL専用のアクセサリーも多数発売される
photophoto ソフトバンクだけでなくSprintから発売されるケース(写真=左)。こちらのブック型のブラックが、Sprintから発売される(写真=右)

 ディスプレイ解像度はフルHDではなくHD(720×1280ピクセル)、カメラは800万画素CMOS、304SHに搭載していた一部のカメラ機能は非搭載、メインメモリは1.5Gバイト、グリップマジック、防水、ワンセグ/フルセグ、FeliCa/NFC、赤外線通信には対応しないなど、304SHに比べるとスペックは抑えめだ。その分、新規契約やMNPなら実質0円とするなど、価格は抑えられる見込み(一括価格は未定)。

photophoto カメラの撮影画面は「AQUOS Xx 304SH」など最近のAQUOSスマートフォンを継承している(写真=左)。撮影サイズは最大8M(3264×2448ピクセル)(写真=右)
photophoto 検索ファインダー(写真=左)やフレーミングアドバイザー(写真=右)を利用できる
photophoto 本体の縁をなぞるだけでスクリーンショットが撮れる「Clip Now」機能が追加された
photophoto 12月以降の発売を予定しているプレミアムモデル「AQUOS CRYSTAL X」。5.5型のディスプレイを搭載し、ワンセグ(フルセグは非搭載)、おサイフケータイなどもサポートしている
photo
前のページへ 1|2       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2024年03月29日 更新
最新トピックスPR

過去記事カレンダー

2024年