レビュー
» 2014年09月02日 16時38分 UPDATE

私が一番安くiPhoneを使えるんだ:iPhone料金の節約なるか? 話題の“格安SIM”に手を出してみた――準備編

“格安SIM”という言葉は聞いたことあるけど、実際どうすれば使えるのか分からない人も多いだろう。編集部のiPhone 5sを実験台にして、どれだけ料金を節約できるか試していきたい。

[村上万純,ITmedia]
photo 編集部で使っているドコモ版iPhone 5s。もっと低コストで運用できる……はず

 月7088円――編集部で所有しているNTTドコモ版iPhone 5sの月額料金だ。どこの企業もコスト削減に取り組んでいる昨今だが、我がITmedia Mobile編集部も例外ではない。

 今話題の“格安SIM”を使えば、編集部のiPhone 5sをより低コストで運用できるのではないか? そんな期待を胸に、スマホの月額料金を下げるべく、格安SIMを試してみることにした。

 読者の中にも、格安SIMや格安スマホという言葉は聞いたことがあり、興味もあるが、実際どんなものなのか、どうすれば使うことができるのか、分からない人が多いのではないだろうか。そこで、格安SIMを使う上での基礎知識や注意点をまとめ、事前準備、SIMの購入、開通手続き、初期設定、実際の運用など、一連の流れを実録として紹介していきたい。編集部のiPhone 5sは本当に安くなるのか、使い勝手は問題ないか、その運命やいかに……。

photo 専用の道具を使ってiPhoneのSIMを外す

格安SIMが使える端末やその価格を理解しておこう

 格安SIMは、SIMロックフリー端末および、ドコモやau(mineoのみ)の端末で使用できる。今回はドコモ版のiPhone 5sを使うが、SIMロックフリー版のiPhone 5sは端末価格が6万7800円からと高いことは留意しておきたい。また、編集部のiPhone 5sをMNPで格安SIMに乗り換えると、端末の残債や解約金を払う必要が出てくる。手持ちの端末の2年契約縛りが切れるタイミングで運用を始めるのがコスト的にはベストだろう。

利用明細で、月額料金と通信データ使用量を確認しよう

 格安SIMとはそもそも何なのか、使う上でどんな注意点があるのかを簡単におさらいしておきたい。格安SIMとは、従来の大手キャリアの回線を借り受けたMVNO事業者が提供するSIMのことで、それを使えば比較的安い月額料金でスマホを運用できるというものだ。しかしその一方で、通信速度やデータ通信容量が制限されたり、キャリアメールが使えなくなったりと、注意しなければならない点も多い。メリットとデメリットをしっかり理解した上で使うことで「こんなことなら、今まで通りの使い方でよかった」という失敗は避けられる。

 さらに詳しく知りたい人は、以下の記事を参考にしてほしい。

 それでは、どんな人が格安SIMを使うメリットがあるのだろうか。まず、事前に確認すべきことは、現在使っているスマホの月額料金と通信データ使用量だ。編集部のiPhone 5sの利用明細を確認してみた。

photo 利用明細書

 先に見たように、月額料金は7088円だ。月7Gバイトまで使えるパケット定額量は5200円だが、通信データ使用量を見てみると、わずか0.4Gバイト。月900円(税別)で1Gバイト使える格安SIMを使った方が明らかにお得そうだ。動画を見たり、ゲームをしたり、それなりにスマホをヘビーに使う人でも、データ通信使用量は月2〜3Gバイトという人が多いのではないだろうか。ここで月7Gバイトめいっぱい使っていますという人はあまり格安SIMには向かないかもしれない。

サービスとプランを選ぼう 私は、IIJの音声通話付きSIM!

 格安SIMを使った方がお得そうだと確信できたら、早速サービスとプランを選んでみよう。MVNO市場は日を追うごとに活況を見せており、ざっと眺めただけでも十数社が入り乱れる状態だ。ユーザーから見ると、正直どのサービスとプランを選べばいいのか全く分からないというのが実情だろう。

 「あまりデータ通信を使わないから、月額1000円以下で十分」「多少値が張っても、通信速度やデータ通信容量を充実させたい」「音声通話を使いたい」「期間限定で試してみたい」など、ニーズによって使い分けよう。格安SIMの選び方については下記の記事を参照してほしい。

 また、格安SIMには、データ通信用SIM、音声通話付きSIM、買い切り型のプリペイドSIMなど、いくつか種類がある。今回編集部ではiPhone 5sの1台持ちを想定しているので、音声通話付きSIMを使うことにした。音声通話付きSIMならSMS機能も使えるので、LINEも利用できる。

 主なMVNO事業者には、NTTコミュニケーションズ、IIJ、日本通信、BIGLOBEなどが挙げられるが、ここではIIJを選んだ。通信を開始した最初の75Kバイトまでは速度制限をかけない「バースト転送」が可能なことや、高速通信と低速通信をスイッチ1つで切り替えて通信使用量を調整できること、未使用分のクーポンを翌月まで繰り越せることなど、総合的に使い勝手がいいことが主な理由だ。

 これで購入前の準備は整った。次回は、SIMの購入方法から開通手続きまでを紹介したい。

基本情報から価格比較まで――格安SIMの情報はここでチェック!→「SIM LABO

格安SIM、SIMロックフリースマホのすべてが分かる

Copyright© 2016 ITmedia, Inc. All Rights Reserved.